-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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 ★評価別Index : ★★★★★ ★★★★ ★★★☆ ★★★ ★★☆ ★~★★ 


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「バーバー」 
2005年 08月 25日 (木) 02:25 | 編集
 バーバー ― 2枚組 DTSスペシャルエディション (初回生産限定版)

「バーバー」 ★★★☆

THE MAN WHO WASN'T THERE(2001年アメリカ)
監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
キャスト:ビリー・ボブ・ソーントン、フランシス・マクドーマンド、スカーレット・ヨハンソン
   ⇒ 作品詳細
   ⇒ IMDbでTrailerを見る

"The Man Who Wasn’t There"

 そこにはいない男、という原題の意味は、主人公のエド・クレインの総てを語り尽くす言葉である。それは彼自身既に罪を問われてここにいないという事と、幽霊のように現実感がない男という意味両方を指すのだろう。自分の人生に居場所もなく確固たる生きる意味も見出せずにいた男は、些細な出来事でその人生にすら裏切られていくのだ。

 静かに自分を観察し回想するエドの語り口は最初から最後まで他人事のように客観的だ。転げ落ちるように人生の表舞台から去ることになってしまった、実は悲惨で最低なエドの人生の顛末は、このモノローグによってシニカルに半ば喜劇的に語られる。愛した少女が弾くピアノの音と白黒の映像と共に、クールで残酷でありつつも映画的な虚構というベースを外れることのない、非常に確固とした世界観が築き上げられている作品だと思う。
 
 登場人物は皆普通の平凡な人間だ。エドはなりたくてなったわけではない床屋という人生を受け入れ妻の浮気をきっかけに小さな犯罪に手を染める。結果的にこれで彼は身を滅ぼしていくのだが、その人生の転落の描写もいかにもコーエンらしいパターンで展開する。見せ方のパターン化は飽きるものだが、この作品に関してはモノクロ映像とモノローグによって作り手の演出が非常に切れ味良く際立っていたように自分は感じた。

 そしてとにかくビリー・ボブなのだ、どうしようもなく普通の庶民な床屋なのだがやたらクールでカッコいい。
「俺は無口な性質だ」
ひー、カッコイイ(爆。 まるで殺し屋か何かのようにハードボイルドな雰囲気、フィルムノワールかと見紛う渋さがとりあえず最高である。何だったらこのビリーボブを観るだけでも価値ある作品ではないか、お勧めですw

2001年カンヌ国際映画祭最優秀監督賞作品。DVDで鑑賞。
まだあどけなさの残るスカーレット・ヨハンソンにも注目である。


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