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-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「東京原発」
2005年 08月 24日 (水) 18:06 | 編集
 東京原発

「東京原発」 ★★★☆

(2004年日本)
監督:山川元
キャスト:役所広司、段田安則、平田満
公式サイト

拾い物の原発エンタメ、こういう映画を全国公開しようよ。

 東京都に原発を誘致しようとする知事が率いる推進派と反対派との対立を見せつつ、原発の「今」を真正面から描いた作品。
原発を都庁のまん前に持って来ようと言い出す辺り、もう最高にイキナリで面白い掴みだ。この机上の空論にパニックする周囲と爆弾男が絡んで低予算ながら結構楽しめるエンタメ映画になっている。

 特に前半の会議室シーンでたたみかけられる会話の応酬がこの映画の最高の見所だろう。ここでは特に変わった映像の見せ方も奇抜なカット割もないが、原発問題と推進派の矛盾点を役所さん始めとしたキャスト陣の好演で非常に解りやすく熱っぽく観る者に訴えてくるのだ。上手いよなぁ役所さんはw。

 110分とこの手の話としては決して短くはないが、利害だらけの勝手な会話に突っ込みをを入れているだけであっという間に時間が過ぎる。苦笑いしつつ若干溜息が出る、そんな感じ。
 ★を減らしたのは終盤が若干漫画チックでショボい為。低予算の問題もあったのかもしれないが爆弾男のエピソードは安直過ぎたと思う。だが素で結構勉強させてもらった部分もあり、映画としても楽しめる佳作だった、機会があったら是非多くの人に観てもらいたいと思う。
 自分的には2004年公開の邦画の中でもBEST3に入れたい勢い。

余談:テーマがテーマだけに公開劇場が殆ど見つからなかったらしい。自分が劇場で観たときも人は殆んど入っていなかったし、宣伝もなかったと思う。こういう質の高い作品が評価されるようになって欲しいっすよ、日本の映画業界。


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