-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「ロスト・イン・トランスレーション」
2005年 08月 24日 (水) 17:57 | 編集
 ロスト・イン・トランスレーション

「ロスト・イン・トランスレーション」 ★★★

LOST IN TRANSLATION(2003年アメリカ・日本)
監督:ソフィア・コッポラ
キャスト:ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン
   ⇒ 公式サイト
   ⇒ ロスト・イン・トランスレーション@映画生活

 日本という異質な文化の中で出会った男女のラブストーリー(まで行かないけど)。
二人が共有した孤独感や疎外感といった微妙な感情を鋭い切り口で描き出しているユニークな作品。

 その異質な文化の表現方法はともかく、よく映画に登場するヘンな日本観が物凄く解り易く描かれている点は興味深いし所謂"ガイジン"の皆さんにウケる部分を日本人として確認できる点も面白い。ステレオタイプな日本を誇張した場面は正直全然笑えないものだが、ビルマーレイと似たような立場の外国人達の目線というものをリアルに体現したという意味ではなかなか上手い描写だと思う。

 しかし、リアルな異邦人の現実を描き出す為のその半ば薄っぺらな日本観は結果的にやけに奇妙な説得力を持っていたのではないか、とも思うのだ。監督が意図的にそうしたのかどうかがこれまた微妙ではあるが、住んでいる者の視点からではない東京とは、美しさと醜さ、新しさと旧さが同居する猥雑で異様な街として描かれる。其処にはすべてが内包されているようでありながら、内なる人と人の繋がりは空虚さに溢れ、容れ物自体が酷くいびつに捻じ曲がり混沌を極めている。皮肉な事にそんな外から見た"TOKYO"の表情を我々日本人も覗う事ができる作品なのだ。

 違う角度から眺めた「東京」と"TOKYO"、その異国の中で一瞬すれ違う孤独な心と心。いつしか忘れていたような感覚をふと思い出す、そんな微妙な琴線に触れる不思議な魅力のある映画というところか。感傷的でノスタルジックな情緒に彩られた繊細さは女性監督ならではのセンスだろう。

 良かったのか悪かったのかこれじゃサッパリだが、この監督独特の曖昧模糊とした世界観が好きな人は物凄くはまれる映画なのではないか。とりあえず自分は作風の緩さのせいかもしれないが正直えらく眠くなった。
 この作品が好きな人には同監督の「ヴァージン・スーサイズ」はお薦めの作品だ。 

挿入歌“Sometimes”My Bloody Valentine



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■「ロスト・イン・トランスレーション」サウンドトラック
ロスト・イン・トランスレーション オリジナル・サウンドトラック
ロスト・イン・トランスレーション オリジナル・サウンドトラック

MY BLOODY VALENTINEのKEVIN SHIELDSが楽曲を書き下ろし、他にもAIRなどUKロック好きには注目の一枚。「ヴァージン・スーサイズ」に引き続いて音楽センスの良さが際立つ。 
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