-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「オールド・ボーイ」
2005年 08月 24日 (水) 17:44 | 編集

オールド・ボーイ プレミアム・エディション

「オールド・ボーイ」 ★★★★

Old boy(2004年韓国)
監督:パク・チャヌク
キャスト:チェ・ミンシク 、ユ・ジテ 、カン・ヘジョン
公式サイト
2004年度カンヌ映画祭グランプリ、ハリウッドリメイク決定、原作は日本の漫画

テーマは無意識の罪への復讐と贖罪。
償われなければならなかったのは必然なのか?

ネタバレ要注意
ここで語られたオ・デスの罪は未必の故意とも言えない所謂悪意のない罪だ。
いくらでも転がっているような日常の何気ない出来事が他人にどんな影響を及ぼしているかなんていちいち考えて生きているだろうか。しかしオ・デスの場合彼の悪意の有無に関らず、他人の下した判断にその行為は断罪されてしまうのである。

日常に潜む些細な言動が生み落とした15年もの監禁とそれに続く復讐、それでも尚彼が歩かなければならない贖罪の日々。罪を背負ったまま生きなければならない男の苦悶の運命を象徴するラストシーンには、言い様のない虚無感と哀しみが湧き上がり圧巻だ。鑑賞者は抗うことのできない宿命というものを苦々しく見守ることになるだろう。

サスペンスタッチのテンポのいい展開と劇画タッチのアクション、韓国映画の泥臭さと仰々しさの相乗効果で映画として非常に面白いしドラマチックである。エンディングも含みを持たせ観る者に解釈を委ねた辺りも上手い。
場面の切り替えのユニークさと勢いで2時間とりあえず鬱にならずに観られたが不条理感いっぱいの映画であることは間違いない。「こんなのアリかよ」全開のままそれも作品のパワーに押し切られてしまうそういう作品だ、まさにパク・チャヌク流エンターテインメント。
「殺人の追憶」もそうだが、韓国映画侮る無かれという所だろう。

【ここからは鑑賞後暫く時間を経てからの感想補足】
結局ストーリー的には不条理な復讐と贖罪の行方を愛憎絡めて描くドラマなのであろうが、自分がこの映画のどこに惹かれたのかというと実はそのドラマ性よりも映像的な力に拠るところが大きいような気がしてならない。
即ちカメラが切り取った一瞬のショットの魅力そのものに他ならぬ映像的な力、これこそ映画が持つ絶対的な優位性且つ生命線であると思うのだが、「オールド・ボーイ」の映像は実にユニークで衝撃的ですらあった。ある意味漫画的とも思われるショットの数々によってこの作品は一つの独自な世界観を構築する事に成功している。
振り上げられた腕や差し伸べられた手の行方にあらゆる感情の吐露を映し出してこれ程劇的に描写する。そういうある種のカタルシスが散りばめられた映像の魅力に溢れた作品なのである。


因みに終盤の「真相言わないでお願いシーン」の演出ってやり過ぎじゃないんですかね?
あの辺はやっぱり韓国という文化ならではの邦画とは違う独特の濃さとベタさだったと思う。邦画で撮ったらまずあの展開はないだろうから。
で、チェ・ミンシクは圧倒的な存在感で素晴らしい役者だが、印象的だったのはミド役のカン・ヘジョン。可愛いですねぇ、あの口が好み(爆。

更に余談。
口で思い出したけど、歯攻め舌攻め嫌いなんだよ・・・
あー、いってぇ、いてぇよ~~~~~~~~。
映画館出た後口押さえてた俺でした。


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