-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「血と骨」
2005年 08月 24日 (水) 17:28 | 編集
 血と骨 コレクターズ・エディション

「血と骨」 ★★★

Blood and Bones(2004年日本)
監督:崔洋一
脚本:崔洋一 / 鄭義信
原作:梁石日
キャスト:ビートたけし、鈴木京香、新井浩文、田畑智子、オダギリジョー
公式サイト

圧倒的なのは昭和在日DV親父の暴力性とインパクトだけ。
家族とは何なのか、この男の心の内が見えないままでは少々テーマが見え難い。

父親をモデルに金俊平という在日の激烈な人生を描いた、梁石日(ヤン・ソギル)の小説の映画化作品。
たけし演じる金という男は、圧倒的な暴力と非道の限りを尽くす凶暴な人物なのだが、どうも映画はそのキャラの輪郭を描く事に多くを費やし過ぎているように思える。それでいて、観る側はこういう役柄の「たけし」に慣れてしまっている事も事実で、正直それほどインパクトがあるわけではない。

梁石日の原作は知らないが「家族」のかたち、「血と骨」となぞらえるその骨肉の関係が映画の中で本当に描かれているかどうか、というとちょっと弱いような気がする。細切れのエピソードを家族の物語として帰結させるには何か物足りなさが残るのだ。
そしてやたら凶暴なこの父親の真意というものも覆い隠されたまま見えてこない。暴力シーンがあるからと言って映画が重厚になるというものではないし、ラストでもう一つ感銘を受けないのも暴力性に偏重したシーン展開や心情部分の描き方の薄さか。
まぁ、息子や清子とのエピソードを膨らませてしまうと映画の収拾も難しくなるのだろうが、どうも上滑りしている印象が残ったのは残念。

しかし戦後日本という時代背景に生きたある在日家族の辿る人生を色濃く映し出した、という意味では大いに成功していると思う。主人公には全く共感できなくても、所謂大河ドラマのような展開で2時間24分飽きる事もなく観られるという意味では悪くはない。だが正直原作を読んでもう一度振り返りたいと思う作品だったことも確かだ。
傍若無人な息子を演じたオダジョーがいい味を出している、キャストでは彼が一番いいかな。
というわけで、やっぱり崔監督の作風はちょっと苦手だ。


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■「血と骨」原作
 血と骨
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