-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「姑獲鳥の夏」
2005年 08月 28日 (日) 23:37 | 編集
姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション 姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション

「姑獲鳥の夏」  ★★

(2005年日本)
監督:実相寺昭雄
原作:京極夏彦「姑獲鳥の夏」
キャスト:堤真一、永瀬正敏、阿部寛、宮迫博之、原田知世、田中麗奈、清水美砂、篠原涼子、すまけい、いしだあゆみ
公式サイト
20ヶ月身籠ったままの産婦人科医の娘とその夫の失踪の謎を、妖怪じみた憑き物を絡めつつ描いたミステリーサスペンス。
これほどダラダラで緊迫感皆無のミステリーも珍しい。安易なフラッシュっぽい効果やグルグル廻るカメラワーク&スポットライトの多用に唖然としつつ激しく2時間睡魔と戦ってはみたものの正直非常に疲れる作品だった。
以下、何故ここまでつまらなくなってしまったのか、という勝手な分析になるので興味のある方だけどうぞ。
まずあまりにもストーリー部分の根幹となる設定の見せ方が不親切な事と、京極堂以外のキャラ立ての薄さによってストーリー自体が掴み辛くなってしまっている。特に重要人物である永瀬正敏のキャラの弱さ、また原田知世の人格交代の演技にメリハリがないという点は致命的だ。唯一堤真一扮する京極堂の果てしなき薀蓄垂れ流し部分だけは最高に良かっただけに勿体ないw。
脚本に関して言えば、非常に論理的かつ分析的なアプローチをする原作の良さが全く生かされていないように感じる。映像効果や幻惑的な演出だけが先走って肝心の謎解きは長々と冗漫で、結局テンポの悪いサスペンスとなってしまったのではないか。目に見えるものを「見えない、見ることを拒む」という脳の知覚的判断がいかにして構築されたのか、という「認知」に関する伏線は非常に興味深かったのだが、構成と展開の不味さが残念だったと思う。
あと、ウブメの妖怪絵にしてもいくらキーになるとは言えあれだけ何度も登場させる必要性は全く感じない、終いにはくど過ぎて閉口させられた。
同監督の「帝都物語」にはまれる人なら実相寺ワールドに浸れていいかもしれないが、作品としては全く期待外れ、映画化の難しい原作ということなんだろうなぁ。

うーん、近場で観ようと思うとやっぱり選択肢が少ないっすねw

 姑獲鳥の夏@映画生活

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