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-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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 ★評価別Index : ★★★★★ ★★★★ ★★★☆ ★★★ ★★☆ ★~★★ 


「ソウ2」 
2006年 11月 22日 (水) 15:59 | 編集
ソウ2 DTSエディション ソウ2 DTSエディション

「ソウ2」 ★★★

SAW II (2005年)
監督:ダーレン・リン・バウズマン
脚本: ダーレン・リン・バウズマン、リー・ワネル
キャスト:ドニー・ウォールバーグ、ショウニー・スミス、トビン・ベル、フランキー・G、グレン・プラマー、ディナ・メイヤー、エマニュエル・ヴォージア、ビヴァリー・ミッチェル、エリック・ナドセン
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「命を大切にしない奴なんか大っ嫌いだ!」
                   by ジグソウ&テルー

ネタバレ有り
まさか「ゲド戦記」がこれと被っていたとは(違
「ソウ3」公開記念にやっと観ましたよ、「ソウ2」。

どう考えても掟破りの無理矢理なオチや、どうしても細部突っ込みたくなる脚本が全然気に入らなかった「ソウ」の続編。続編はショボくなるという定説通り、案の定パワーダウンは否めない。

前編「ソウ SAW」で末期ガンなのに8時間耐久レースしやがったオッサンじゃ多分持たないだろうし、一体どうするのかと思っていたらやはり来たNEWジグソウ。この後釜が生の喜びを享受したからと言ってあっさりジグソウの後継者になる事自体、いかにも"取って付けました、だって話が続かないもんね♪"な印象バリバリなのだが、2代目襲名も無事完了したからにはこれからもバンバン作って儲けるってことでしょう、ソウシリーズw。

さて肝心の内容は、監督が変わって密室という閉塞性が消えアクティヴになったせいか前作の世界観とは少し変わって緊迫感が薄れた。だが全篇を貫くジグソウの手前勝手な成敗理論による残虐っぷりは相変わらず健在。
今作のジグソウのターゲットは刑事で、CUBEチックにバリエーション豊かに集められた人間達は刑事に恨みつらみのある面々、彼等は皆ターゲットの刑事を釣るための囮である。あたかもジグソウの作ったゲーム盤の上で駒として動かされているようなものだ。

結局作品全体は前作よりパワーダウンはしているものの、犯人の正体が既に判明状態からスタートしているビッグハンディを乗り越えて、これだけのサスペンスとしての面白さをキープできたという点では合格点だろう。猟奇的殺人ショーを見せられているかのような痛くてグロい凄惨シーンが連続し、1作目に引けを取らず後味も相当悪い。予想のできない落ちが待っているという意味でもそこそこ期待を裏切らない出来だと思う。まぁ1作目では多少理解の余地が残されていたジグソウは最早単なる殺人ゲームヲタの変質者だがw。

突っ込みたくなるポイントとしてはまず、どう考えてもジグソウがゲームに参加させている人数があれだけ増えて、しかもその可動範囲が広くなった場合、理論的にはジグソウの予定から逸脱する要素がもっと増えなくてはおかしいということ。にも関らずあまりにもジグソウの思い通りに事が運ぶ展開で、そのご都合主義にもういい加減食傷気味になったのは自分だけだろうか?
更に言えば刑事はあまりにも人の話を聞かないバカ野郎で、刑事を嵌めるゲームに集められたメンツもほぼ全員学習するのが遅い、ダメ過ぎる。注射器風呂は何か道具を使って探す方がリスクが低いし、罠を警戒するなら焼却炉はまず窓を割れよと。皆さん生身の身体を盾にし過ぎですからw
あと、順番は虹の彼方にってアレは、番号を虹の色順に並べる?それだけの意味でいいのかな。前作のようにはパズルのピースがぴったり合う感覚が得られないのもちょっと残念な所。


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