-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「セクレタリー」
2006年 07月 04日 (火) 02:40 | 編集
セクレタリー スペシャル・エディション セクレタリー スペシャル・エディション

「セクレタリー」 ★★★☆

SECRETARY (2002年アメリカ)
監督:スティーヴン・シャインバーグ
原作:メアリー・ゲイツキル
脚本:エリン・クレシダ・ウィルソン、スティーヴン・シャインバーグ
キャスト:ジェームズ・スペイダー、マギー・ギレンホール、ジェレミー・デイヴィス、レスリー・アン・ウォーレン、スティーヴン・マクハティ、パトリック・ボーショー、ジェシカ・タック、オズ・パーキンス、エイミー・ロケイン
   ⇒ 公式サイト
   ⇒ セクレタリー@映画生活

フェチ同士のラブストーリー物。エンディングは気に入らないが支配と服従のロールプレイングという設定のユニークさが何と言っても出色w。

2002年のサンダンス映画祭で特別審査員賞を受賞した作品だけあって個性的、映画館で観たらかなり気まずい空気でいっぱいになりそうな映画だ。
自傷癖のあるヒロインが秘書として雇われたボスにSM秘書プレイで調教されていく内に自らのマゾ的嗜好と真の愛情に目覚めていく、というどこから見てもフェチなストーリー。
「心の痛みを外に出して実感し、それが癒えるのを見て安心している」
・・・そう彼女の自傷行為の本質を言い当てた"赤ペン"ボスは一見セラピストやカウンセラーのような鋭さだが、男の施したお仕置き治療はヒロインには快感をもたらす癒しであると同時に彼にとってもその性癖を満足させるものだったというのがこの作品のポイント。要するにSM凸凹コンビ成立、持ちつ持たれつという互いにとってベストなパートナーに巡り会えたという恋愛話なわけだ。

そしてもう一つのポイントは、抑圧された欲望の解放というポジティブな側面である。
現代社会において人はストレスに晒され、その鬱積と抑圧に誰しも苦悩を抱えて生きている。映画はそんなストレス社会への精神的な不適応を見据えつつ、性的倒錯やフェティシズムという極端な嗜好をストレートに描き、普通と違う自分を恥じるのではなく認めて生きる、という非常に肯定的なスタイルを貫く。アブノーマル嗜好をネガティブな視点で捉えずにコミカルな要素を交えながら描いた点は本作の魅力であり、作品全体に漂う明るさを醸成していると言っても良いだろう。

難を言えばあまりにも安直で取ってつけたようなハンストと緩過ぎるエンディングがどうにも萎えてしょうがない。中盤までの変態秘書プレイがエスカレートしていく展開は、我慢大会みたいな適度な緊張感があり観客を煽りまくる。それがとても面白かったのだが終盤に差し掛かって少々尻すぼみな印象は拭えない。まぁこれを突き詰めるとハネケの「ピアニスト」みたいになってしまうだろうから、ラブストーリーとしてはこれでもいいのかもしれないがもう一つ捻って欲しかったと思う。

人間の避けて通れない性欲という痛いところを突いている作品としては何しろユニークだし、変態弁護士を演ずるジェームズ・スペイダーのストイックな雰囲気とマギー・ギレンホールの怯えたような目つき、淫乱な表情がこのキャラクターに見事にはまっている。特にジェームズ・スペイダーのこれ以上ないというはまりっぷりや、いかにもという淫靡で妖しいセットは秀逸、必見である。
自傷、尻叩き、拘束、四つん這い、放尿、緊縛、自慰、ぶっかけ、こう書くと何の映画か解らないが、特異なシチュエーションながら純粋な恋愛物である。ちょっと変わったラブストーリーを観たい人にはお薦めだろうw。
「ブロークバック・マウンテン」のジェイク・ギレンホールの笑顔がヒロインに被りまくったせいか、鑑賞中どうも微妙な気分だったのだがなかなか面白かった。しかしこのギレンホール姉弟はよく似てるなぁ。

■参考資料w(Wikipediaより)
    ・ フェティシズム
    ・ サディズム
    ・ マゾヒズム


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