-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「ドニー・ダーコ」
2005年 08月 24日 (水) 13:33 | 編集
ドニー・ダーコ ドニー・ダーコ

「ドニー・ダーコ」 ★★★☆

Donnie Darko(2001年アメリカ)
監督 :リチャード・ケリー
キャスト:ジェイク・ギレンホール、パトリック・スウェイジ、ジェナ・マローン、ドリュー・バリモア

「世界の終わりまであと28日6時間42分12秒 」

奇妙なウサギに世界の終末を予言された夢遊病のドニーダーコ。その日から彼の身に様々な不思議な出来事が降りかかる。

【ネタバレ有り】
世界の終わりに一体何が起こるのか?ウサギは誰なのか?
実に不可思議なこれ等の疑問によって鑑賞者は冒頭からその独特の世界観に強引に引き込まれてしまう、若干カルトな匂いに浸りつつ味わうサスペンス系青春ドラマという所だろうかw

ウサギの出現はドニーの精神病の悪化を示唆しながら、その悲劇的な未来を予見するという、このリバースムービーの鍵となるモチーフだ。結局パラレルワールドも世界の終わりも主人公にしか訪れない。彼だけにやってくる終末の予見という悲劇的なドラマ性と、ラストのリバース画面に集約された絶妙な謎解きによって、取り戻せない時間の断片を観客に強く印象付ける非常に切ない青春映画となっている点は注目すべきだろう。

ラストの解釈は恋人の死という運命を変えるために時間を逆行させドニー自らが運命の渦の中に身を投じてパラドックスを回避したと思いたいところだ。だが総てを死んでしまった少年が死ぬ前に見た夢とも受け取れないことはない(マルホ再び?w
如何様にも解釈は可能なところだがいずれにしても破滅的だ。

夢の中を漂っているかのような独特の映像が、主人公の不安定な精神状態とそのペシミスティックな世界観を描き出すことに一役買っている。観る者がドニー・ダーコの彷徨う世界に容易に入り込めるという点でも、映画の雰囲気作りは秀逸。
ジェイク・ギレンホールといえばOctober Skyな人だが、この映画では誠実爽やか系ではなくちょっと鬱で現実感がない孤独な役どころもこなしている、なかなか器用な役者なのだろう。

どうしても解らないことは、何故ウサギなのか、ということだ。カウントダウンするあのウサギが、「時間がない」と急ぐ三月ウサギだとしたら、これは不思議の国のドニー・ダーコだ。そしてその不思議の国は我々の生きる現実なのではないか。
病んでいるのはドニーだったのかそれとも現実社会の方なのか?
このリバースムービーは意外に辛辣なテーマを包括しているように思えてならないのだ。

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