-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「エンゼル・ハート」
2006年 06月 11日 (日) 01:20 | 編集
エンゼル・ハート エンゼル・ハート

「エンゼル・ハート」 ★★★☆

ANGEL HEART (1987年アメリカ)
監督:アラン・パーカー
脚本:アラン・パーカー
音楽:トレヴァー・ジョーンズ
キャスト:ミッキー・ローク、ロバート・デ・ニーロ、リサ・ボネ、シャーロット・ランプリング、ストッカー・ファウンテリエ、ブラウニー・マッギー、マイケル・ヒギンズ、チャールズ・ゴードン、キャスリーン・ウィルホイト
   ⇒ エンゼル・ハート@映画生活

旬のミッキー・ロークがアラン・パーカーと組んだオカルト・サスペンスである。87年製作だが今再見しても鮮やかな演出の手腕には感心させられる部分が多い。

見所はまず凝った映像と音楽。
とにかく映像の素晴らしさは出色であり、この監督の稀有な才能を感じさせる。光と影を映し出したクールで美しいカットの数々にバリエーションのあるカメラアングル、実に印象的だ。フラッシュバックする記憶の断片を要所に挿入し、回転する換気扇や扇風機、暗闇を動くエレベーターといったモチーフの効果的なリピートによって、ハリー・エンゼルという男の謎の核心に迫る。また不安を掻き立てる心臓の鼓動音と共にトレヴァー・ジョーンズのドラマティックな音楽もミステリードラマを盛り上げるのに十分な味わいだ。

問題はもう一つの見所であるサスペンスの謎解きの演出なのだが、実は本作はこの部分が少々弱いように思う。今では良く使われるタイプのひっくり返し系のオチ自体は悪くない、しかしこの作品の場合は幾つかの伏線でかなり結論が読めてしまう。映像作りやオカルトホラーの世界を醸成するのに凝り過ぎたが為に、逆にこれ等の要因が観客にヒントを与え過ぎるという皮肉な結果に陥ってしまったと思うのだ。巧妙に仕掛けられているはずなのに何処か温さが漂うサスペンスに感じられるのはそのせいだろう。やっぱネタは小出しに上手く使わないとなぁ。

勿論アラン・パーカー作品では「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」と並んで面白い秀逸なサスペンスであることも確かだ。シャマラン監督の例のアレなんかの先駆的作品としても評価すべきだろう。最近また「シン・シティ」で復活している若きミッキー・ローク(この作品や「ナイン・ハーフ」と比較するとほぼ別物っぷりに驚くがw)、シャーロット・ランブリングやデ・ニーロが脇を固め、役者も豪華だ。デ・ニーロは美味しいところを持って行き過ぎではあるが、相変わらず強烈なインパクトを残す(若干失笑。
個人的には脚本には最後まで観客を騙す意地悪さが欲しかった作品だが、そこそこ気持ち悪くてそこそこ怖い、何の事前知識も無しにあまり勘ぐらないで観れば非常に楽しめるオカルトの佳作であることに間違いはないと思う。

ネタバレ
(最後にラッシュで総て謎解きされるのだが思い出したい人だけ反転して下さい)
このハリー・エンゼル自身が実はジョニーであるが、本人が気づいていないというのが映画のキモ。先程触れた「シックスセンス」が似ているのはまさにこの点だろう。
ジョニーは歌手で成功する為に悪魔に魂を売る。しかし悪魔から逃げる為に、生贄の必要な「儀式」を行った。この生贄が即ちタイムズスクエアで出会ったハリーという青年なのである。ジョニーは儀式でハリーの心臓を喰らいハリーに成りすます。彼は乗り移る前に招集され負傷して記憶を失って帰国、認識票は恋人のマーガレットに預けていた。ジョニーの記憶を封じハリー・エンゼルの顔と記憶で生きていた男の記憶を蘇らせ、彼の魂を手に入れる為に導いたのがデ・ニーロ扮する悪魔ということ。勿論殺人を犯していたのは彼の中のジョニーである。


エグ目な映画が観たかったので久々に再見。「オールドボーイ」公開時にこの映画のパクリだとほざくバカがいて呆れたが、一緒なのは「知らないで突撃!」ってところだけ、テーマも全然違うのに比較する方がナンセンス。

大学最後の夏休み企画の為に禿バイト中です。
なので新作鑑賞は最小限になる予定。ま、前からDVDばっかりだしそんなに変わらないかなw


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