-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「ブラッド・ワーク」
2006年 04月 24日 (月) 00:56 | 編集
ブラッド・ワーク<特別版> ブラッド・ワーク<特別版>

「ブラッド・ワーク」 ★★★

BLOOD WORK (2002年アメリカ)
監督:クリント・イーストウッド
原作:マイクル コナリー「わが心臓の痛み
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
キャスト: クリント・イーストウッド、ジェフ・ダニエルズ、ワンダ・デ・ジーザス、ティナ・リフォード、ポール・ロドリゲス、ディラン・ウォルシュ、アンジェリカ・ヒューストン、メイソン・ルセロ、ジェリー・ベッカー、ディナ・イーストウッド
   ⇒ ブラッド・ワーク@映画生活 

そこそこ面白い良質なサスペンスだが、イーストウッドのナルシシズムが強調され過ぎ、締めも陳腐で安直なのが勿体ない。

監督・主演はクリント・イーストウッド。
心臓移植を受けた元FBI心理分析官が臓器移植に絡む連続殺人事件を追うという、一見サイコスリラーの様相を呈するものの極めて王道なサスペンスドラマである。丁寧に描かれた一つ一つの伏線が解決していく着実な演出といい、奇を衒わない安心感のあるサスペンスといったところだろうか。だが、全体としての印象はほぼイーストウッドの独擅場となってしまった感が拭えない。

結局彼が主役を張って全面に出過ぎると、こういう小品はドラマ自体がイーストウッドの持つ存在感に気圧されてしまうのだ。本作はテーマ性が弱かった為に、ハリー・キャラハンを演じた彼につきまとう宿命的なヒーロー性を払拭する事が出来ず多分に俗っぽいナルシシスティックな仕上がりになってしまったように思う。
このドラマ自体は「羊たちの沈黙」的な怖さ、或いは「21グラム」の中のエピソード的な苦悩や葛藤という要素を持ち合わせているのだが、その両面共にあっさりと表現されるに留まってしまったのは惜しい。特にイーストウッドが作品のテーマの一つとして取り扱うことが多い「贖罪」が、ここでは「邪悪な犯罪によって自らに与えられた命に対しての贖い」として描かれているわけだが、それが全く観る者に重さを持って響いて来ないのは致命的と言うしかないだろう。
主要登場人物が少ない上に怪しさ丸出しのジェフ・ダニエルスを持ってきて、犯人の正体や猟奇殺人の理由は大方予想がついてしまうことも確かだ。

面白くないわけじゃないだけに、女とデキたりしない方が映画としては良かったんじゃないかな、とちょっと思う。


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