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■ ★評価別Index : ★★★★★ ★★★★ ★★★☆ ★★★ ★★☆ ★~★★ |
2006年
03月
21日
(火)
23:50 |
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「チーム★アメリカ/ワールドポリス」 ★★★☆
TEAM AMERICA: WORLD POLICE (2004年アメリカ)
監督:トレイ・パーカー
脚本:トレイ・パーカー、マット・ストーン、パム・ブラディ
キャスト(声):トレイ・パーカー、マット・ストーン、クリステン・ミラー、ダラン・ノリス、フィル・ヘンドリー、モーリス・ラマルシュ
⇒ 公式サイト
⇒ チーム・アメリカ ワールドポリス@映画生活
まっと・でぃもん・・・・
とりあえずこのとんでもなく下品で挑発的な笑いのセンスを絶対に否定したくない(爆。
何と言っても「サウスパーク」が「サンダーバード」と合体してしまったこのマリオネーション・ムービー、アメリカの政治及び社会背景を見事に斬ってみせるだけでなく、リベラル左派と言われるハリウッド俳優を滅多切りするという怖いもの知らずの毒舌パロディ炸裂の作品なのだ。
内容はというと、いかにも「サウスパーク」のスタッフらしく9.11以降のきな臭いアメリカを取り巻く世界情勢を徹底的に風刺した、いつもながらの下ネタ満載のブラックジョーク。「世界警察」を振りかざして殆ど自分達が大量破壊兵器となって大暴れするチーム・アメリカの活躍ぶりと、「パール・ハーバー」に匹敵する無駄に散りばめられたチーム内恋愛が話を盛り上げる。
だが見所はやはり実名で居並ぶ政治家やハリウッドスターへの徹底的な揶揄嘲笑っぷり。ハードコア的エログロにキルビル再び?なスプラッタシーンもあり、何故人形劇でR18を喰らっているかは実際観てみれば歴然とするだろう。ここまで徹底してやることができたのは人形劇だからこそ、というメリットがあったからに他ならないw。
ただ「サウスパーク劇場版」の出来がえらく良かったのに比較すれば、結局チーム・アメリカが北朝鮮の野望を打ち砕くヒーローになって終わっているという陳腐さが多少鼻につく。これじゃ捻りも何もない単なるアメリカ礼讃のヒーロー物と結論は余り変わらないんだよなぁ。切り口の鋭さは比類のないものだけに、冒頭の勢いが無くなった終盤の凡庸さとストーリーの稚拙さがちょっと残念なところだ。
だが実はこれ昨年度のBEST10を選ぶ時にランクインさせようかかなり迷ったのだ(笑。 改めてDVDを観てバカ笑いしてしまったがやはり痛快、ここまで徹底的にやってくれたアホ臭さとブラックなお笑いには拍手だ。所謂低俗と批判されそうなこんな実名オンパレードの作品をそのまま公開してしまう風通しの良さは日本にはないだろう。
まぁゲロの海なんかのシーンのノリは相変わらず小学生の男子並だし、見事にアクロバティックなSEXシーン等下品が苦手な高尚な趣味の人には間違っても薦めてはいけないw。ぁ、マット・ディモンのファンには見せてやらなきゃな、しかしあんな扱いでいいのか、まっと・でぃもん・・・
(2005年鑑賞作品。DVDで再見、購入するか迷い中)








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■サウンドトラック
"America, F**k Yeah"、"Montage"等の名曲(爆)が収録されているサントラw。
全曲一部試聴が可能なので聴きたい方は下のLINKからどうぞ。

■DVD-BOX


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