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-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「オープン・ウォーター」
2006年 03月 21日 (火) 23:28 | 編集
オープン・ウォーター オープン・ウォーター

「オープン・ウォーター」 ★★

OPEN WATER (2003年アメリカ)
監督:クリス・ケンティス
脚本:クリス・ケンティス
キャスト:ブランチャード・ライアン、ダニエル・トラヴィス、ソウル・スタイン、エステル・ラウ、マイケル・E・ウィリアムソン
   ⇒ 公式サイト
   ⇒ オープン・ウォーター@映画生活

公式サイトの情報によればサンダンス映画祭(映画祭公式サイトは此方)で立ち見が出る程の評判を呼んだ作品だそうである。

海に置去りにされたという実話インスパイア物(コレ大事!)の話らしいが、まぁ本物の鮫を使ったリアリティ全開の撮影は海の怖さを十二分に思い知らせてくれる。更には水面ぎりぎりのカメラアングルもまた姿勢を保たなくてはならない苛酷な状況をこれでもかと強調する。確かに四方何も手がかりのない大海に取り残されるという恐怖の表現にこれ程成功している作品もないだろう。
ストーリーは開放水域での空腹、助けの来ない焦燥、孤独、そして死の予感、広場恐怖を連想させる精神的な圧迫感を描き続けるものなので、サバイバルな希望は最後まで安易に提示されることが無い。極限状況に達した人間心理をじりじりと見守り、それに立ちはだかる自然の脅威に愕然とさせられる、そんな79分である。

で、映画としてはシチュエーション・ホラーの面白味以外に特に語ることもない、そんな恐怖を体感したい人は観たらいい、というだけの話。
個人的には設定の独創性以外は全く評価すべき点は見当たらないし、飽きに飽きまくって早回ししたくなった。エンドロールで鮫の腹から誰か出てきたらもうちょっと喜んだかもしれないが、はっきり言ってそうもてはやされるような映画では全然ない。何年か経ったら誰がこんなクソつまらん映画を憶えているか想像してみればいい。映画館で観ていたらおそらく寝ていただろうからDVDで正解。飽きた要因としては映画的な工夫の無さと似た様なカメラアングルばかりで収められた映像のつまらなさ、この二点に尽きる。
特に賛否ありそうなエンディングの稚拙さはどう考えても中途半端過ぎる。あのオチに加えて生還者無し、どうせこの話は実話ではなくて事実にインスパイアされたフィクションなんだから見せ方はもうちょっと工夫してもいいんじゃないのか?思い切りカメラ引いた俯瞰のショットで近くまで救助が来てるのを観客には見せつつ、とかさ(鬼。

因みにサンダンス映画祭からは毎年ユニークな映画が輩出されている、当たり外れは多いが今後も注目だ。


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