-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「デーモンラヴァー」
2006年 02月 24日 (金) 01:09 | 編集
Demonlover デーモンラヴァー【R-18版】

「デーモンラヴァー」 ★★

DEMONLOVER (2002年フランス)
監督:オリヴィエ・アサヤス
脚本:オリヴィエ・アサヤス
キャスト:コニー・ニールセン、シャルル・ベルリング、クロエ・セヴィニー、ジーナ・ガーション、ジャン=バプティスト・マラルトル、ドミニク・レイモン、ジュリー・ブローシェン、大森南朋、山崎直子
   ⇒ 公式サイト
   ⇒ デーモンラヴァー@映画生活

ネタバレ有り
陰謀と罠、裏切りの現実世界がネットの虚構の中にリンクしていく。

ブルーグレーの画面、ノイズと音楽の境目を行き来するソニックユースのBGM。不安と沈鬱に支配された世界観の演出が上手い。

本作の基本的なプロットはライバル会社に産業スパイとして送り込まれた女、ディアーヌを取り巻く陰謀と罠を、幻想的なシーンを織り交ぜて描くサスペンス。騙し合いの様相を呈して展開していく後半の早い時点で誰がどの企業の手先なのかという身元が割れてしまうのだが、案の定オチはネットの中に。要するにゲームの世界の虚構を造り出すネットが孕む怖さや、それに耽溺依存する社会への皮肉をも映し出したサイバーエロ映画とでも言ったところか。

罠にはめられた女がサイトの中のヒロインに落ちて行く、或いはもっと穿って見れば総てがデーモンラヴァーの拷問サイトの筋書きの中の話か、まぁオチはそんなところだろう。話自体は取り立てて面白味のあるサスペンスでもないし、プロットの解り難さを助長しテンポを台無しにする暗転と唐突な場面展開は、やはり褒められたものではない。
その代わり3Dアニメやジャパニーズポルノアニメの過激な映像やSM、拷問監禁サイトの刺激的な描写が満載。それがリアルな人間同士のSEXシーンよりも余程官能的で、現実の日本のアニメ文化の受け止められ方をも表しているのはなかなか面白かった。そしてこのアニメやサイトの映像が沈んだ雰囲気の作品を印象的に彩るスパイスともなっているのである。

だが、この徒に過激なエロ映像に必然性を感じられないこともまた確かで、作品のテーマ性の弱さをも露呈させることになっている。何をやりたかったのか、とりあえずミステリアスな世界を作ってみたいというレトリックが前面に出てしまって、折角凝った映像や音楽を生かしきれていないのは残念。

三ヶ国語が飛交う多国籍な雰囲気と、またまたちょっと突出した日本観、そしてソニックユースの音楽を味わいたい人には意外に楽しめる作品かもしれない。但しどうしようもなくチンタラするので普通のサスペンスを期待しないことだ。

先週のスノボーでひいた咳き込む風邪が全然よくならないので劇場もLIVEも行ってません。あ~あ。


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