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-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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 ★評価別Index : ★★★★★ ★★★★ ★★★☆ ★★★ ★★☆ ★~★★ 


「穴」
2006年 02月 20日 (月) 21:04 | 編集
穴 

「穴」 ★★☆

THE HOLE (2001年イギリス)
監督:ニック・ハム
原作:ガイ・バート「体験のあと
音楽:クリント・マンセル
キャスト:ソーラ・バーチ、デズモンド・ハリントン、ダニエル・ブロックルバンク、ローレンス・フォックス、キーラ・ナイトレイ、エンベス・デイヴィッツ、スティーヴン・ウォディントン、エマ・グリフィス・マリン、ジェマ・クレイヴン
   ⇒ 穴@映画生活

描きたかったのは愛する者への盲目的な独占欲に突っ走る「狂気の愛」か?帰結への展開が安直過ぎてサスペンスとしての面白さが半減している。

イギリスのパブリックスクールにおける失踪事件を、カウンセリングによる生存者の少女の告白によって紐解く学園物ミステリー。
所謂後味の悪いサスペンス物の中では話自体に全く斬新さはない、もっと捻りを!!(笑
何しろ妄想と現実を見せる構成が明快過ぎて物足りないし、事件の謎を解く捜査はちょっとあり得ない程杜撰で疑問を感じる部分が多い。結局「アメリカン・ビューティー」のブス可愛い巨乳ソーラ・バーチの演技で引っ張ってどうにか観られるものにしている印象だ。悪く言えばそれしか見所がないB級サスペンスに留まっているのが惜しい。

最初は穴の中で一発やって上手いこと男の気持ちを自分に向けさせようとしたのだろうが、そこから先が良くない。穴という密室の極限状態で、愛する者を自分の中に永遠に閉じ込めたいという狂気がいかにして少女の中に生まれたのか。それがこの展開では今ひとつ見えてこないのだ。結局悪い偶然が重なった為にそれを隠蔽し、友人を犯人に仕立て上げて上手いこと逃げ遂せようとしただけなのではないかと思わせる安直さが何ともつまらない。金持ちのバカ女の告白を間に受ける大人の間抜けさも酷過ぎるし、脚本もやっぱり「穴」だらけなのである。

とりあえずキーラ・ナイトレイが脱いでたリ、ローレンス・フォックスのブツが無修正で拝めるのは評価すべきか(爆。
レクイエム・フォー・ドリーム」のクリント・マンセルの音楽やイギリスっぽい暗めのクリアーな映像は悪くないので、ソーラ・バーチファンなら観て損はないだろう。しかしサスペンスを見慣れた人には相当不満が残る作品だと思う。

スノボー宿泊中に鑑賞、低レベルな文章でスマソ。


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■原作「体験のあと」
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