-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「シッピング・ニュース」
2005年 08月 24日 (水) 11:54 | 編集
シッピング・ニュース 特別版 シッピング・ニュース 特別版

「シッピング・ニュース」 ★★★

THE SHIPPING NEWS(2001年アメリカ)
監督:ラッセ・ハルストレム
キャスト:ケビン・スペイシー、ジュリアン・ムーア、ケイト・ブランシェット、ジュディ・デンチ、ピート・ポスルスウェイト、リス・エヴァンズ、ゴードン・ピンセント、スコット・グレン、ジェイソン・ベア


心の傷の癒しと再生。素朴な大地とそこに生きる人々が持つ「生」のエネルギーが印象的。

PTSDを背負い、すべてを失った男が新しい土地での出会いによって再生していく過程を描く作品。ニューファウンドランドの厳しい自然と生活に戸惑いながら、人々との触合いによって、壊れてしまった男の心が癒され解放されていく。

ラッセ・ハルストレム監督らしく小さなエピソードを丁寧に積み上げていく構成は決して劇的ではないし地味とも言える。だが平坦な展開ではあるが、虐待、近親相姦といった人間の悪意や闇を感じさせる暗のエピソードを織り込みつつ、厳しいながらものどかで朴訥とした島の佇まいの中で男が自分自身の生きる力を取り戻して行く過程は心に響くものだ。

圧巻はやはりエンディング。この作品は総てがこのクライマックスに集約されると言っていいだろう。ロープで固定され縛り付けられていた家の崩壊に暗示される、過去という呪縛からの解放と自己の覚醒。まさにあらゆる意味での「新生」を象徴する非常に詩的なシーンだ。結構感動しましたよw

まぁ個人的にリス・エヴァンズが好きなので非常に満足(そこかよw
ただしケビン・スペイシーは配役的にどうなのか、壊れかけた脆く純粋な心を抱えた中年男を演じるのに、もはやサスペンスオヤジ化している彼のアクの強いイメージが若干違和感があったことも事実。こういうくたびれた役柄は「アメリカン・ビューティ」というインパクトのある作品も既にあるだけに、彼の演技力の上手さは別にして少し気になった点である。

「サイダーハウス・ルール」程の万人受けタイプの作品ではないだろうが力強さのある佳作という印象である。テーマ的にはアカデミー狙いと噂されたらしいがそれほどのあざとさを自分は感じなかったし、悪くない作品だと思う。尚、同監督の作品で一番お薦めは「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」だ。


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