-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「子猫をお願い」
2006年 01月 19日 (木) 02:24 | 編集
子猫をお願い 子猫をお願い

「子猫をお願い」 ★★★☆

Take care of my cat(2001年韓国)
監督:チョン・ジェウン
キャスト:ペ・ドゥナ、イ・ヨウォン、オク・ジヨン、イ・ウンシル、イ・ウンジュ
⇒ 子猫をお願い@映画生活

自立と旅立ち。子猫を託す意味合いの変化が上手い。

高校を卒業して其々違う道を歩み始めた少女達が社会という壁に突き当たって挫折し揺れる心を、韓国の都市と郊外の生活の差異或いは貧富や学歴の格差、女性蔑視等の社会的背景を描きつつ、ナイーブに焙り出して見せた作品である。

5人が過ごす時間は、二度と戻れない甘くて居心地のいい場所を振り返る為の時間でもあり、高く飛ぶ為の助走期間でもあるのだろう。本当はもう昔のようにはなれない、互いの温度差や住む世界の違いを自覚してはいるものの会い続ずにはいられない、過去の幸福にしがみついていたいという誰しもが経験する思いをとても瑞々しく感じさせてくれる。
そしてやはりタイトルとなっているキーワード、子猫を託すという行為の意味の変化に着目すべきだろう。友達関係を繋ぎ止めるものとしての子猫の世話の依頼は、やがて過去との訣別・未来への旅立ちを意味するものに変わるのだ。

登場人物其々のキャラクターが非常に生き生きと描き分けられている点もいい。特にペ・ドゥナの瞳の強さはとても印象的だ、まっすぐに未来に向おうとするエネルギーを感じさせる彼女の存在感が実に際立っている。
女性監督であるチョン・ジェウンのデビュー作であるが、韓国の時代錯誤的な女性蔑視等、時代を見据える視点もしっかり見える点、また冷たい空気の質感さえ感じさせるような映像が素晴らしい。これもまた韓国映画の秀作であろう。

ただ5人の群像劇の割には双子の二人はお笑い系で終始してエピソードが殆どないのはちょっと気になったかなw


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