-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「天才マックスの世界」
2006年 01月 17日 (火) 00:17 | 編集
天才マックスの世界 天才マックスの世界

「天才マックスの世界」 ★★★★

RUSHMORE(1998年アメリカ)
監督:ウェス・アンダーソン
キャスト:ジェイソン・シュワルツマン、ビル・マーレイ、オリヴィア・ウィリアムズ、シーモア・カッセル、ブライアン・コックス、メイソン・ギャンブル、サラ・タナカ、スティーヴン・マッコール、ルーク・ウィルソン、コニー・ニールセン、アレクシス・ブレーデル
   ⇒ 天才マックスの世界@映画生活

人生はままならない。
だけど思い通りになる人生が幸福とは限らない、そして挑戦する価値のないものなんてきっとこの世にはない。

劇場では何故か未公開だがウェス・アンダーソン監督の大傑作である、そして個人的にとても好きな作品だ。
様々な分野に優れた才能を持つが学校生活という既成の枠には収まる事ができないマックスの恋と青春をポップに描く。
暴走してみたりダサかったり軽くホラ吹きだったりとにかく不思議なマックス(しかも15歳 爆)という人間の作り物めいたキャラクターが映画の強烈な個性を創出している。だがそれが実は我々皆が持つ部分の強調に過ぎないことに気づいてしまった瞬間、この作品の持つ柔らかな世界観の虜になってしまうのだ。
そして本作は、最初は自分のことしか見えていないマックスがいつしか周囲の人間達の抱える其々の事情に目を開いてゆくという、ほろ苦くて切ない成長の物語でもある。まぁでもそんなことを考える必要なんか少しもなくて、観る側もおかしな騒動に一緒に巻き込まれながらいつのまにか変キャラのとっつぁん坊やにすっかりやられて感動してしまう、というパターンで正解だろう。お伽話のようなタッチで描かれた世界の中に散りばめられたキーワードは、愛憎ひっくるめた人生への限りない肯定なのだ。これぞウェス・アンダーソンの真骨頂、世にいう感動の大作等とは一線を画すが、愛しくて大切にしたいと思える稀少な作品である。

映像と音楽にも監督の並外れたセンスと個性が溢れている。人物正面からのショットを多用する独特のカメラワーク、カラフルでキッチュな色遣い、そして最大の魅力はやはり音楽!
この監督作品の音楽はいつもいいのだがこれは並外れて本当にいい。音楽がマックスというキャラクターを生き生きと躍動させ、その情動を表象する。もうサントラを買うしかないという涙物の素晴らしさである。
それにしてもジェイソン・シュワルツマンのルックスはマックスというキャラクターにこれ以上無いほどはまっている。(F・F・コッポラの甥っ子だそうだ!)さりげなく笑いを誘うビル・マーレイの上手さも光っている。おそらくはまれる人は大好きになるタイプの典型的な作品だろうと思う、お薦めです。

インディペンデント・スピリット賞監督賞受賞作品。
要は何だか理由はよく解らないけどこの監督の映画が好きなのだ、好きに理由も何もない、それが本音だったりw


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■サウンドトラック(全曲一部試聴可)
Rushmore: Original Motion Picture Soundtrack Rushmore: Original Motion Picture Soundtrack

曲の詳細は此方(Amazon.com)の方が詳しいので、興味のある方はどうぞ。
Mark Mothersbaughのテーマ曲"Hardest Geometry Problem in the World"に始まってThe Who、John Lennon、The Faces、The Kinks等のアーティストによるヴァリエーション豊かな聴き応えのあるアルバムになっている。
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