-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」
2005年 12月 23日 (金) 00:01 | 編集
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ ザ・ロイヤル・テネンバウムズ

「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」 ★★★

The Royal Tenenbaums (2001年アメリカ)
監督:ウェス・アンダーソン
キャスト:ジーン・ハックマン、アンジェリカ・ヒューストン、ベン・スティラー、グウィネス・パルトロー、ルーク・ウィルソン、オーウェン・ウィルソン、ダニー・グローヴァー、ビル・マーレイ、シーモア・カッセル、クマール・パラーナ
   ⇒ 公式サイト
   ⇒ ザ・ロイヤル・テネンバウムズ@映画生活
   ⇒ Virgin.netでTrailerを観る

ヘイ・ジュードに乗せて始まるプロローグからしてわくわくさせられる。ウェス・アンダーソンの作品にはいつもこういう期待感があるのだ、作風は多分好き嫌いあるだろうと思うが自分はとても好きな監督の一人だ。

現実の深刻さや苦悩は、スタイリッシュな色遣いとポップな音楽、正面から人物を映して絵になる構図と場面切替えの潔さ等、彼独特の巧みな手法で実に軽妙に覆い隠されて描き出される。
この物語は「天才ファミリー」だったテネンバウムズ家が家庭崩壊からの再生を叶えようとする物語だ。コメディタッチでありながらこの作品が扱うテーマ自体はアメリカ社会が抱える甚大で深刻な問題を孕んでいるのである。早熟な才能に恵まれ成功を収めても家族の愛情に恵まれない子供達の人生は決して満たされることはない。対する父親とて威厳もなく一度失ってしまった家族の信頼を取り戻すのは容易ではないのだ。

感動がこみ上げるはずの局面をふとはぐらかされるような独特の感覚は相変わらずだ。だが設定も映像もリアリティを排し、まるでお伽話のような語り口でウェス・アンダーソンが我々に提示するものは、見え難くなった家族という絆を投影する酷くシビアな現実でもある。映画というオブラートでくるまれたウェス・アンダーソン風味のキャンディは実は辛口のミントなのだ。

だが、途中で中だるみを感じさせられてしまう構成や、ラストの駆け足な収束等はやはりマイナスポイントだろう。映画全体として見ればブラックさと笑いが不足で不完全燃焼でもう一歩という印象だが、この監督の持つ個性は発揮されていると思う。「天才マックス」が好きなら一見の価値はある、個人的には悪くなかった。

で、本作では意外にもグウィネスがとても魅力的だ、ま、個人的に嫌いなんですけどねグウィネスとかキルスティン・ダンストは。
しかしこういう個性的な役柄にこそ彼女の硬質な風貌は実は合っているのかもしれないと感じさせられた、Good job!
(2005年8月鑑賞)


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■「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」サウンド・トラック
Royal Tenenbaums (Coll) Royal Tenenbaums (Coll)

■ウェス・アンダーソン監督作品
ライフ・アクアティック天才マックスの世界アンソニーのハッピー・モーテル

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