-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「ニュースの天才」
2005年 12月 13日 (火) 01:19 | 編集
ニュースの天才 ニュースの天才

「ニュースの天才」 ★★★

SHATTERED GLASS (2003年アメリカ)
監督:ビリー・レイ
キャスト:ヘイデン・クリステンセン、ピーター・サースガード、 クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ザーン、ハンク・アザリア、メラニー・リンスキー、ロザリオ・ドーソン、マーク・ブラム、チャド・ドネッラ
   ⇒ 公式サイト
   ⇒ IMDbで予告編を観る
   ⇒ ニュースの天才@映画生活

今日性のあるテーマだが、主人公の心情は掘下げ不足。

実際の記事捏造事件をベースとした社会派ドラマである。
ジャーナリストであるという自分自身に陶酔した若き青年記者の失墜と共にジャーナリズムの良心をも問う作品としてなかなか面白い。権威ある雑誌において完全なでっち上げがまかり通ってしまったという事実にまず驚かされるし、リアルな業界の駆け引きや雑誌記者達が抱く功名心等も同時に映画は浮き彫りにしていく。

一人の記者の転落話の割にはテンポも実に軽快、余計なドラマ性を排して極めて鋭利にジャーナリズムの盲点を描き出している点も悪くない。事実に忠実であるが故か映画としての全体的な印象は非常に地味だ。だが、ワイドショー的に捏造された記事や番組をメディアを通して知ることも多い最近のマスコミの風潮を考えると、事実を扱うことの重大性への認識が欠落したメディア、安直に情報を鵜呑みにしエンターティメント性を求めてしまう視聴者側の我々双方の責任を考えずにはいられなくなるだろう。この作品が提示する問題の実は意外に深くて大きいように思うのだ。

ただこの作品の最大の欠点は、主人公が何故27にも及ぶ捏造記事をでっち上げたのかその真実についての掘り下げが全く希薄である点であろう。単にジャーナリズムに対する意識が低い人間だったのか、スクープを連続しなくてはならないプレッシャーがあったのか、もう少し捏造に到るスティーブンの心情が見えた方がいいと思うのだが。で、終盤私情に流されない編集長がヒーローみたいに描かれているのも脚本の散漫さを感じさせられる部分だ。まぁスティーブンという人間はフィクションの世界にいればその才能が正当に発揮されたのかもしれないが、誰もが喜ぶ記事を書く事がジャーナリズムと穿き違えたことが彼にとって最大の誤謬だったように思う。

ヘイデン・クリステンセンが道を誤った弱くて甘い人間像を熱演している。製作総指揮にはトム・クルーズが参加しているらしい、社会派作品として観ると若干物足りないが結構楽しめる作品ではある。
尚、ビリー・レイ監督は脚本家としての仕事が多く、主な作品としては「フライト・プラン」「サスペクト・ゼロ」「ボルケーノ」などを手掛けている。


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■ヘイデン・クリステンセン出演作品
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