-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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 ★評価別Index : ★★★★★ ★★★★ ★★★☆ ★★★ ★★☆ ★~★★ 


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「ライフ・アクアティック」
2005年 12月 07日 (水) 02:47 | 編集
ライフ・アクアティック コレクターズ・エディション(初回限定生産) ライフ・アクアティック コレクターズ・エディション(初回限定生産)

「ライフ・アクアティック」 ★★★☆

THE LIFE AQUATIC WITH STEVE ZISSOU (2005年アメリカ)
監督:ウェス・アンダーソン
キャスト:ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、ケイト・ブランシェット、アンジェリカ・ヒューストン、ウィレム・デフォー、ジェフ・ゴールドブラム、マイケル・ガンボン、バッド・コート、ノア・テイラー
   ⇒ 公式サイト
   ⇒ ライフ・アクアティック@映画生活
   ⇒ IMDbでTrailerを観る

こんなにウィレム・デフォーが可愛いく見える映画がかつてあっただろうか!?

海洋ドキュメンタリー映画制作集団“チーム・ズィスー”の夢と冒険とリベンジ(!)を壮大な箱庭世界に描き出すウェス・アンダーソンの快作。

本作の見所の一つは、このちょっと捻くれた笑いのセンスと脱力した世界観、そして細部まで実に凝った映像だろう。大の大人が夢見る冒険とロマンをチープでインチキ臭い作り物なイメージで包み込むセンスはさすがとしか言い様が無い。
そしてもう一つは映画全体に漂うまるで人生や家族を表象する不思議な暖かさとでも言うべきか。見方を変えればこの物語はベラフォンテ号という箱舟に乗った擬似家族、とりわけ父親と息子のストーリーである。時にクルーを失いまた新しいクルーを得るチーム・ズィスー、それは人生の出会いと別れの喜びや悲しみそのものだ。様々な困難を乗り越えて深海を潜航するイエローサブマリンが見つめたジャガーザメは、いつしかリベンジから夢を紡ぐ物としての対象へと変わって行くのである。油断していると泣かされてしまいそうになるクライマックスだw。

それにしても今回も映像のディテールへの拘りを存分に見せて貰った。ノスタルジックな色合いの画面にスパイシーな原色、そしてブルーの船にブルーのユニホーム(帽子までお揃いだぜ、イエィ♪)、極めつけはヘンリー・セリックの手によるポップな海洋生物だろう。で、一番素敵なのはベラフォンテ号の断面図を映像化して見せた部分、個人的にはあの絵面をもっと前面に押し出して貰いたかったとつくづく思う。クロスセクションという輪切り図鑑を思い起こさせる実に魅力的なシーンであるのにほんの少ししか見られなかったのは非常に残念だった。

とんでもなく豪華なキャストにデヴィッド・ボウイ初めとしたアーティストによる音楽がまた反則気味に素晴らしい。この監督の作品はかなり好き嫌いがあると思うが、肩の力を抜きまくって気楽に観られるという点では今までの作品の中では一番かもしれない、面白かったです。

「天才マックスの世界」「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」も個人的にはかなり好き。
誰が何と言おうと気になってしょうがない監督の一人、お薦めです。


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■「ライフ・アクアティック」サウンドトラック
ライフ・アクアティック オリジナル・サウンドトラック ライフ・アクアティック オリジナル・サウンドトラック

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■ウェス・アンダーソン監督作品
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ ザ・ロイヤル・テネンバウムズ

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