-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「勝手にしやがれ」
2005年 12月 04日 (日) 17:04 | 編集
勝手にしやがれ 勝手にしやがれ

「勝手にしやがれ」 ★★★★

A BOUT DE SOUFFLE、BREATHLESS(1959年フランス)
監督:ジャン=リュック・ゴダール
キャスト:ジャン=ポール・ベルモンド、ジーン・セバーグ、ダニエル・ブーランジェ、ジャン=ピエール・メルヴィル、ジャン=リュック・ゴダール
   ⇒ 勝手にしやがれ@映画生活
   ⇒ videodetective.comでTrailerを観る

海が嫌いなら、山が嫌いなら、都会が嫌いなら、
勝手にしやがれ!
ヌーヴェル・ヴァーグの頂点となる作品であり尚且つゴダールという作家の地位を確固たるものに成し得た金字塔的作品。

当時この映画がどれ程斬新なものであったのか、今であればこの手のアート系、スタイリッシュ、デカダン或いはアナーキーと称される作品群は探すに事欠かないが、リアルにその当時の衝撃を体感してみたいと真剣に思ってしまう、即ち映画の歴史そのものを内包し我々に感じさせてくれる作品である。
勿論「気狂いピエロ」でも感じたことであるが、革新的作品として映画界に激震を走らせた存在であるが故に時代性を背負うという点でいつかはその時代に淘汰され古びてゆくものでもあろう。だがその映画史における痛烈な一撃としての存在価値は決して否定される物ではないと思う。

ストーリーは映画の歴史的意味を抜きにすれば単なる女に肩入れして破滅するダメ男と女との駆け引き、特に何という話ではない。
しかし、である。
細切れのカットの連続やJ・P・ベルモンドとジーン・セバーグの二人が延々と交わす退屈な問答は明らかにゴダールの恣意的な罠であるにも拘らず、いつしかどうしようもなくこの刹那的でチープな関係の行方に見惚れてしまうのはどうしたことなのか。
男は真の愛に傷つき女は男を試した自らに裏切られる。等価値で並んでいたはずの殺人と恋愛と生と死とが、最後の最後に真実を吐き出して途絶する。
エンディングで自ら瞼を閉じ幕を引くベルモンド、そして立ち尽くすジーン・セバーグの途惑いと絶望。おそらくあのシーンを自分は一生忘れられないだろう。

これぞ映画!なんて絶賛するつもりは自分には毛頭ないし、一体ゴダール作品の何処まで理解できているのかさえ全く自信が無い。が、この映画に根こそぎ持っていかれるゴダール信奉者の気持ちも激しく解るのだ。
1960年ベルリン国際映画祭監督賞受賞作品。


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■ゴダール作品映画音楽集
ジャン=リュック・ゴダール作品集 ジャン=リュック・ゴダール作品集
  
  初期傑作の映画音楽を集めた1枚、「勝手にしやがれ」「アルファヴィル」「気狂いピエロ」「軽蔑」の4作品から主な楽曲を収録。

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