-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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 ★評価別Index : ★★★★★ ★★★★ ★★★☆ ★★★ ★★☆ ★~★★ 


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「博士の異常な愛情」
2005年 11月 14日 (月) 23:11 | 編集
博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を・愛する・ようになったか 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を・愛する・ようになったか

「博士の異常な愛情」 ★★★★

博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
DR. STRANGELOVE: OR HOW I LEARNED TO STOP WORRYING AND LOVE THE BOMB
(1964年イギリス/アメリカ)
監督:スタンリー・キューブリック
キャスト:ピーター・セラーズ、ジョージ・C・スコット、スターリング・ヘイドン、キーナン・ウィン、スリム・ピケンズ、ピーター・ブル、トレイシー・リード、ジェームズ・アール・ジョーンズ
   ⇒ 博士の異常な愛情@映画生活
   ⇒ IMDbでTrailerを見る

冷戦の時代が終わりを告げ中東を中心とした内戦とテロの時代が幕を開けた21世紀の現在、ソ連という国家が無くなってもこの世界はいつも互いに脅え其々の国家の自衛に腐心し続けている。
40年前のこの映画が何故これ程までに色褪せることなく我々の目に映るのだろうか?それはこの作品が包括している本質的なテーマが、終わる事のない戦いという愚行を表象し我々の中で反芻されるからだろう。笑えない真実をブラックコメディとして笑い飛ばし、核抑止を訴えながら核開発を続ける今も尚続く矛盾の中枢をも一刀両断してしまう、そんな歯切れの良さと鋭角的な切り口が実に面白い。

たらい回しの責任転嫁や米ソのバカバカしい冷戦関係、爆弾に乗っかってノリノリで落ちて行くカウボーイにストレンジラブ博士の「総督!歩けます!」、挙句の果てに皆殺し装置が発動したであろう地球に流れるエンディングの曲の何と晴れやかなことだろう・・・全くどこまでもシュールなコメディだ。"如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか″、ってそんな理由だったのかと思うと全身脱力、もう笑うしかない。

会議の席と現場に生ずる微妙なタイムラグがいかにもアナログで昔っぽいが、金をかけなくてもこんな面白い風刺映画が作れるわけだ。しかしこの映画が上映された頃の状況を考えると当時では相当なインパクトがあったことは想像するに難くない、おそらく今の自分達が観るのとは全くそのリアリティの意味は違ったのではないか。そして意外にこういう所にこそ核抑止の力があるのかもしれないとも思う。
映画が持つ批判精神と時代を投影する革新的な要素を十二分に備えた傑作だ。ピーター・セラーズの一人三役にはただただ拍手。

それにしても題名が最高、ブレランの原作より長いし「テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる」もやっぱりこれには勝てなかったな(そういう問題かw
新作も観てないことだし溜まりまくった下書きをたまには整理しよう祭り、その1。


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■サウンドトラック
Dr. Strangelove: Music From The Films Of Stanley Kubrick (Film Score Anthology) Dr. Strangelove: Music From The Films Of Stanley Kubrick (Film Score Anthology)

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