-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「青い棘」
2005年 11月 03日 (木) 02:09 | 編集
青い棘 青い棘

「青い棘」 ★★★

LOVE IN THOUGHTS (2004年ドイツ)
監督:アヒム・フォン・ボリエス
キャスト:ダニエル・ブリュール、アウグスト・ディール、アンナ・マリア・ミューエ、トゥーレ・リントハート、ヤナ・パラスケ
   ⇒ 公式サイト
   ⇒ Trailerを見る(ドイツ語サイト)

青年時代至上主義と大戦前夜の頽廃を色濃く描き出した、ニヒリズムに溢れる破滅物。キャストはもっと美青年じゃないときついw

感想にはネタバレを含みます。
1927年というナチ台頭前夜のドイツ、実際にベルリンで起きた「シュテークリッツ校の悲劇」と呼ばれた事件の映画化作品である。
過去に二度映画化されているらしいのだが、当時としては所謂三角関係の愛情のもつれによる事件とだけは片付けられない非常に衝撃的な話だったらしい。

青年二人は自殺クラブの名の下に破滅的な「愛」への傾倒を究極の歓喜として、“一番美しい瞬間にこの世を去るべきだ”と考える。積極的に生を謳歌することへの拒絶が何から生まれたものなのか、正直なところ理解し難いものがあったことは否定出来ない。だが階級的な差を乗り越えて彼等二人を支配していた物は、「今」以上に輝ける瞬間は過去にも未来にも決して見出せないというある種の幻滅だ。それは云わば「青年時代至上主義」的な思想であり、時代へのペシミスティックな姿勢を象徴しているようにも思う。
そして彼等の関係を最も端的に表していたのがギュンターの台詞だろう。
「人間には愛する者と愛される者がいる」
愛する者であり続けるということに劣等感を抱き、愛される立場に成り得ない自己へのナルシズムが破綻した時、そこには死という選択しかなかったのかもしれない。半ば偏執的な純粋さではあるが。
映画の中では、彼等二人が一体どのようにしてその絶望的な退廃に向かうに到ったかという過去の描写や当時の時代背景等の外郭にはあまり触れられずに、この事件の起こる数日間がコンパクトに描き出されている。その為テーマや物語の全体像が掴み難いことはマイナス面であろう。また勿論このような独特の耽美的な匂いがする妄執的な世界観自体受け入れられ易いとも思えない。だが褪色した画面と気だるい音楽による演出はこの作品の持つ若さの狂気と破綻をよく表現している。

まぁ一言で言うなら青い暴走とでも言うべきか。先週観たのだが物凄く感想が書きにくい作品だった。やっぱり若干YAOI系だしなぁ(脂汗)この手の青年物が好きな人は楽しめるのか。『ベルリン、僕らの革命』『グッバイ・レーニン!』のダニエル・ブリュールが出てるので興味のある人はどうぞ、途中から吉岡秀隆にしか見えなかったけど。
で、ヒルデが美人なのは認めるが何でハンスがそんなにいいかっていうのが観てる間ずーっと疑問だったわけでw。ハンスったら脱ぐと凄いのか、いい仕事するのかな、とかさ(何。
さらにどうでもいいことだが、bunkamuraの雰囲気かなりいたたまれない。若い男は俺等二人でした、やっぱりもうあまり近寄りたくないよOTL
因みに自分はノーマルです、彼女は男じゃない(当たり前。


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