-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「コープスブライド」
2005年 10月 25日 (火) 02:14 | 編集
Tim Burton's Corpse Bride [Original Motion Picture Soundtrack] Tim Burton's Corpse Bride [Original Motion Picture Soundtrack]

「コープスブライド」 ★★★☆

TIM BURTON'S CORPSE BRIDE (2005年アメリカ)
監督:ティム・バートン
音楽:ダニー・エルフマン
キャスト(声): ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、エミリー・ワトソン、トレイシー・ウルマン、ポール・ホワイトハウス、アルバート・フィニー、クリストファー・リー、マイケル・ガフ、ディープ・ロイ、ダニー・エルフマン
公式サイト

ストップモーション・アニメの進化もここまで来たかという絵的な驚きがまず最初。あまりに綺麗な仕上がりにCGかと見紛う位だ。
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のような陽気さや悪戯心は若干影を潜めるが、ロシア民話をベースにしたというこの作品のテーマは愛と言っていいだろう。
例によってバートンの光と陰の世界の対照はここでも語るべきだろうと思うが、光の部分が現実の世界ではなく死者の世界であることがこの作品の面白さだと思う。希望のないこの世は灰色の陰鬱な世界であるのに相対して、死者達の世界は実に生き生きと楽しげなのである、ただ一つ彼等の心臓が動いていないことを除いては。・・・実に皮肉な描写であるがこの逆転の対照によって俄然観客は死体の花嫁に惹き付けられることになるのである。
さらに言えばこの物語は、封建的な社会の下で政略結婚を企図されたビクターとビクトリアが、エミリーという死体の花嫁の痛々しくも熱い情熱に引き摺られるように自我に目覚めていく物語でもある。他人任せで歩んできた二人にとっては、自分ではない誰かを愛する結婚が彼等自身の運命の選択なのだ。だが結局愛の理想は誰かの犠牲無くして結実しないという哀しい現実に直面する。だからこそエミリーが選択したエンディングは実に切なく我々の胸を打つのであろう。半ば白骨化し朽ちかけた身体で顔は真っ青なのに、恋人を待ち焦がれて涙を流す死体の花嫁が何と可愛らしいことだろうか、このキャラクター構築は全く素晴らしいの一言だ。
名作映画のオマージュやチョコレート工場と被る豪華キャストなどの楽しい演出にも注目だ。ストーリー自体に目新しい物はないし「ナイトメア~」より遊び心の部分では物足りなく感じる人もいるかもしれないが、大人の心の琴線に触れる非常に美しい作品に仕上がっていることは確かだ。勿論今回もストップモーションアニメの魅力は十分堪能できる、70分ちょっとの上映時間が短く感じられることだろう。ラストは涙腺弱い系の人は泣けると思うよw

【追記】ストップモーションアニメがここまで進化するとCGとどこで差別化するのかという部分でマイナス要素を感じた、というわけで鑑賞当初より☆マイナス。あのぎこちなさもまた魅力だったと思うんだけどねぇw

 ティム・バートンのコープス ブライド@映画生活
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