-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「タッチ」
2005年 10月 24日 (月) 08:02 | 編集
タッチ スタンダード・エディション タッチ スタンダード・エディション

「タッチ」  ★★

(2005年日本)
監督:犬童一心
原作:あだち充
キャスト:長澤まさみ、斉藤祥太、斉藤慶太、RIKIYA、平塚真介、上原風馬、安藤希、風吹ジュン、若槻千夏、生田智子、本田博太郎、小日向文世、宅麻伸
公式サイト

この演出はちょっと違うんじゃないか?
「タッチ」をどう映像化したかったのか、エピソードだけを並べ立てて方向性の全く見えない演出、この映画にはポリシーが見えない。

まず全体を通して、青春スポーツ物としてあるべき予定調和に欠け、要所の見せ方が全くなっていないことが痛恨。
たとえ浅倉南というほぼ女神様なキャラを備えた恋愛三角関係物であろうと「タッチ」は正統派野球漫画でもあったはずだ。それがこのあまりにも安易過ぎる展開、こんなに簡単に強くなるんだっけ?(汗、いや、そうなっていいわけがない、スポーツ物には壁を乗り越える為の汗と努力のシーンは不可欠なはずだ。またラストの対決もクライマックスとしての盛り上がりには欠ける、あれじゃ何処に感動していいのか解らないだろう。

自分は原作コミックの半分程度を読んだだけだし、「タッチ」のストーリーを細部に渡って知っているわけではない。よって映画としての作品を原作と詳細に比較するつもりも毛頭ない。大体映画的な盛り上がりをお膳立てするには極めて長過ぎる作品だろうから、所謂いい場面だけ繋いでダイジェスト的に映像化するのもやむを得ないことかもしれない。
しかしそれならそれで果たしてどういう「タッチ」として見せるのかというテーマ性に心を砕くべきであり、「抽出」という作業に力を注ぐべきではないか。原作を「網羅」すればいいというものではないだろう。この点では先日公開された「NANA」にさえ遠く及ばない出来としか言えない。

結局のところこの映画は「タッチ」という漫画の雰囲気をあっさりとダイジェスト風に紹介するに留まる作品でしかない。
直球なストーリーをツボを押さえて直球で見せる演出ができないのなら、犬童監督流の「タッチ」を見せて欲しかった、そういう意味でも全く残念な結果だったと思う。
まぁ長澤まさみのコアなファンには大いに楽しめることは確かだろう、長澤の恋愛話を見る映画だと思えばそこそこ満足できるのかもしれない。というか浅倉南を彼女にやらせたかった企画としか思えないんだけどな。
役者が「デビルマン」程下手ではないのが救いだが、斉藤兄弟には若干荷が重かったようだ。

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■原作
タッチ (1) タッチ (1)
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