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The Door into Summer
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「トリコロール/白の愛」
2005年 10月 20日 (木) 00:39 | 編集
トリコロール/白の愛 トリコロール/白の愛

「トリコロール/白の愛」 ★★★☆

TROIS COULEURS: BLANC (1994年フランス/ポーランド)
監督:クシシュトフ・キェシロフスキ
キャスト:ズビグニエフ・ザマホフスキー、ジュリー・デルピー、ヤヌシュ・ガヨス
   ⇒ トリコロール 白の愛@映画生活

青の愛赤の愛と異なって冴えない不能の男が主人公、作風も打って変ってコメディタッチなので一番集中力を切らさずに観られる作品ではあるかもしれない。

妻に見捨てられた男が故郷で成功し死を偽装してまで妻の愛を確認しようとする、云わば自信と愛の復活がコミカルに描かれている。
では国旗カラーの意味である「平等」は本作のどの部分であったのか?

プロローグの男は盲目的に女を愛してはいるものの、不能と言う悩みを抱えフランス語もままならずに卑屈で情けない。女はそんな男を冷淡に拒絶する。ポーランドで女が男を改めて受け入れたという事実は、故郷への帰国によって徐々に自らの人間としての誇りと自信を男が取り戻していたことに気づいたということはあるだろう。つまり決定的な変化というものがあったとすれば、ひたすらに盲目的で依存に近い偏頗な男の立場が、極めて女の立場に近づいたということである。愛し方と互いの立場が同じレベルになった時初めて二人は心を通わせたと言うべきであろうか。

帰郷した男が真っ白な湖の氷上で見せる笑顔と、花嫁姿のジュリー・デルピーの笑顔、本作ではこれが「白」の色を語る最も美しいシーンであると感じる。
そして、総てのわだかまりを取り払うエンディングの無音の会話が何しろ秀逸だ。声がなくても十分なのは、観る者の心其々が彼等の会話を再現するからに他ならない。
捕まった妻の運命を案じる人は「赤の愛」を続けて観るべきだろう。若干テーマが掴み難いがこれもユニークな切り口が印象的な作品である。
ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞作品。


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