-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「トリコロール/青の愛」
2005年 10月 16日 (日) 08:47 | 編集
トリコロール/青の愛 トリコロール/青の愛

「トリコロール/青の愛」 ★★★☆

Trois couleurs: Bleu (1993年フランス/ポーランド/スイス)
監督:クシシュトフ・キェシロフスキ
キャスト:ジュリエット・ビノシュ、ブノワ・レジャン、シャルロット・ベリー、エレーヌ・ヴァンサン、フローレンス・ペルネル、エマニュエル・リヴァ
   ⇒ トリコロール 青の愛@映画生活

トリコロール三部作の最初の作品。作品データによれば、フランス革命の「自由」「平等」「博愛」を込めたフランス国旗のトリコロールをモチーフとしている。

この作品は「自由」がテーマ。交通事故で夫と娘を亡くし思い出も生きがいもなくした傷心の女が生き直す過程を描いた静謐な作品だ。
と同時に本作は計算し尽くされた技巧的な作品でもある。
闇に浮かぶ青いプールの映像のリピートが非常に印象的だが、それ等の様々な「青」のモチーフとバックに流れる壮大な遺作の曲は、彼女の断ち切れない過去という記憶のメタファーとしての役割を担っているように思う。
更に、ネズミの出産、バンジージャンプ、愛人の妊娠等の生と死の危うさを物語るエピソードが散りばめられることによって、観客はヒロインの孤独と悲しみの重さを知り得ることになるのだ。だが映像の美しさとテンポの緩やかさ、そしてジュリエット・ビノシュの穏やかな表情が成せる業なのか技巧的なあざとさはあまり感じさせない。

愛人との出会いという非常に衝撃的な出来事が、皮肉にも彼女自身の解放と再生への道とヨーロッパ統合の交響曲の完成へと導いていく。
運命の不思議と人間の強さ、過去から逃れ自らを自由へと解き放つラストシーンが深い余韻を残す作品だと思う。
1993年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞及び主演女優賞受賞作品。

映画を夜中にDVDで観る以外に時間が取れない、しかもキェシロフスキ祭り開催中らしいっす、俺・・・(汗。


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