-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「シン・シティ」
2005年 10月 04日 (火) 00:02 | 編集
シン・シティ スタンダード・エディション シン・シティ スタンダード・エディション

「シン・シティ」 ★★★★

SIN CITY(2005年アメリカ)
監督:フランク・ミラー、ロバート・ロドリゲス、(クエンティン・タランティーノ:スペシャルゲスト監督)
原作:フランク・ミラー
キャスト:ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、クライヴ・オーウェン、ジェシカ・アルバ、ベニチオ・デル・トロ、イライジャ・ウッド、ブリタニー・マーフィ、デヴォン青木、ジョシュ・ハートネット、ロザリオ・ドーソン、マイケル・クラーク・ダンカン、ニック・スタール、カーラ・グギーノ、マイケル・マドセン、ジェイミー・キング、アレクシス・ブレーデル、ルトガー・ハウアー、パワーズ・ブース
   ⇒ Trailer(IMDb)
   ⇒ 公式サイト(英語)
   ⇒ Wikipediaシン・シティまとめ
   ⇒ シン・シティ@映画生活
   ⇒ ★Trailerの曲"The Cell"(instrumental)を聴く!

 愛した女の為に命を賭けた男。これは破壊と暴力のカタルシスに覆われた究極の愛だ。

感想にはネタバレを含みます
 "憎しみと裏切りが支配する罪の街 Sin City"で絡み合う3人の男達のピュアな愛を描いたハードボイルド・アクション。フランク・ミラー原作のアメコミの映画化、二次元の世界がフィルムの上で刺激的に実体化する。

 まずそのクールで美しいモノクロの映像が非常に魅力的だ。ポイントで生々しく発色する赤や黄の原色が冴え渡って映像の斬新さは目を見張るものがある。見事にキレのいいアクション、撃たれる・斬られる・刺される・潰される・吹っ飛ばされる等、躊躇することなく展開される壮絶なバイオレンスシーンの連続、グロでありつつも美しい破滅的な世界観が構築され、観る者を圧倒する力で迫ってくる。笑える程に強靭な体力と刺激的なカットはまさに漫画の世界だが、本作は原作を絵的に忠実に再現するという意味でも新しい挑戦であるように思う、原作の雰囲気を観たい人はシン・シティのコミックサイトを見てみると良いだろう。グロで残酷な絵もモノトーンであることによって間違いなくその生々しさは中和されている。全くオープニングなんてそれはもう惚れ惚れするカッコ良さなのだ。

 プロットとしては「シン・シティ」が3つのエピソードを繋ぐモチーフとなり、其々の男が貫く愛のかたちを男のモノローグで語るという形式。「パルプ・フィクション」や「アモーレス・ペロス」を彷彿とさせるような構成ではあるが、時間軸の錯綜がないので話は単純明快、極めてスタイリッシュで無駄がない。しかし純粋な愛がそのテーマの根幹にあるとは言え、2時間グロバイオレンスに浸かってアドレナリンを放出しまくったせいか若干疲れたことも確か。斬新な映像ではあるが、男が女の為に闘うという部分で三話ともほぼ話が一緒であることはストーリー面でのインパクト・バリエーションを欠く要素となり得るだろうし、パルプのような洒落っ気というのか遊びのセンスが見受けられない徹頭徹尾直球勝負の重さもつきまとう。まぁこれはクレジットにタランティーノの名前があった時点で自分が方向違いに期待し過ぎたせいもあるのだろう。というより自分が単にタラバージョンのシン・シティが観たいだけなのかもしれないのでこれは蛇足w
因みにタランティーノが絡んだ部分は例のベニチオ・デル・トロのドライブシーンのみだそうだ。

 とにかく映像のスタイリッシュでクールな魅力を大画面で堪能し、その美学に酔うべき映画だ、「KILL BILL」が好きな人なら間違いなく乗れるだろうし、豪華なキャラは観て損はない。ま、はっきり言ってサイコカニバリズム野郎のイライジャ・ウッドと剣を振りかざして跳ぶデヴォン青木だけでも十分観る価値はあるよ。ベニチオ・デルトロの怪演&死にっぷりも最高、ただしストリッパーが脱がないのだけは完全にエロ度不足ではあるが。

 当然暴力描写が苦手な人やリアリティの欠如に不満がある人には全く向かないという極めて客を選ぶ映画でもある。はまれない人は、“グロで気持ち悪い、やり過ぎ、あり得ない”なんていう、この映画の持ち味と魅力を否定することに始まってしまうわけだからお薦めはできない。ついでに登場人物が多いのが苦手な人はWikipediaシン・シティまとめなどで整理して下さいw。

 それにしてもニック・スタール、「ターミネーター3」の後こんな所で黄色くなってしかも股間があんなことやこんなことになって大丈夫なんだろうか(゚Д゚;)、この際ケビン・ベーコン目指して頑張って貰いたい(余計なお世話。

クールで惚れ惚れするTrailerを試聴する ↓

このテーマ曲はThe Servantというバンドの“The cell”、サントラには収録されていないので注意だ。詳細は下記に



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■フランク・ミラー原作コミック「シン・シティ」
Frank Miller's Sin City: The Hard Goodbye (Frank Miller's Sin City) Frank Miller's Sin City: The Hard Goodbye (Frank Miller's Sin City)

■サントラ(全曲一部試聴可)
Sin City [Original Motion Picture Soundtrack] Sin City [Original Motion Picture Soundtrack]

 因みにTrailerで頻繁にかかっていた曲はThe Servantの“The cell”という曲でサントラには収録されていない。↓
 ・GoEar.comでフル試聴 ⇒ The cell(Instrumental)
 ・The Servantの公式サイトでフル試聴
    ⇒ Sound&VisionのThe Servantというアルバムの中に収録
 ・The Servantについては此方に詳細(英語Wiki)

■メイキング
Frank Miller's Sin City: The Making Of The Movie Frank Miller's Sin City: The Making Of The Movie
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