-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「サマー・タイムマシン・ブルース」
2005年 09月 21日 (水) 20:39 | 編集
サマータイムマシン・ブルース サマータイムマシン・ブルース

「サマー・タイムマシン・ブルース」 ★★★☆

(2005年日本)
監督:本広克行
キャスト:瑛太、上野樹里、与座嘉秋、川岡大次郎、ムロツヨシ、永野宗典、本多力、真木よう子、升毅、三上市朗、楠見薫、川下大洋、佐々木蔵之介
公式サイト

かつてない小規模なタイムトラベルに愛すべき「今」を感じろ!(爆。

自分も含めてどこにでもいる大学生のショボい夏休みの描写がすごく良い、それがタイムトラベラーなのに危機感ゼロ&スリル無しという作品全体の緩~い世界観をうまく醸成している。かといってこのショボさと緩さがつまらないわけではなくて、地に足がついたそんなに急がないマッタリSFという印象なのだ。これだけスケールの小さいタイムトラベル話が未だかつてあっただろうか?(笑

物語のすべては偶然手に入れた謎のタイムマシンから始まるが、タイムマシンを利用してやることがこれまた全部ショボい。過去に干渉して自分の人生を変えようなどと微塵も思わない日本の幸福な大学生のリアリティを実に軽妙に描き出す。エアコンのリモコンに右往左往し、たった24時間前の自分達を見て喜び、謎のタイムマシンやタイムトラベルという事の重大さも軽くいなして、結局一番大事なのは「今」という瞬間なのだ。

序盤で伏線を張りまくる部分がクソ面白くないのが非常に勿体なかったが、タイムマシン登場以降の昨日と今日の入り乱れタイムトラベルや伏線の辻褄合わせの頑張りによって、後半の展開はかなりテンポ良く欠けたパズルが埋め込まれていく。気づいてみれば一番タイムトラベルしてたのはリモコンだけどw。
綺麗にストーリー上の時間軸の謎は解けていくが、しかしタイムマシン自体の謎もパラドックスの解決も恋の行方も結局は曖昧なままだ。我々の前に投げ出された不条理は、この話のテーマとリンクしているように思う。

ほんの少し変えたい過去とほんの少し覗いてみたい未来。
暑い夏の昨日と今日、彼等が共に過ごした時間は現実には二度と戻らない時間なのだ。反芻したくてもできない瞬間を叶えてくれたタイムマシンとは一体何だったのだろう?と。
まぁ相対性理論だと過去には戻れないっすよw、しかしパラドックスや並行宇宙論も看破して存在してみせるこの作品の潔さと緩さが自分は無性に好きだ。

元舞台劇だったせいか芝居はやり過ぎ感アリアリ。だがとにかく笑えるネタのセンスと脚本の作り込みには正直驚いた、内容の割には若干長いけど良い出来の作品だと思う。
で、今時あんな裸踊りは罰ゲームでもやらないけどさw、苗字変えたかどうかが激しく気になった。もう少しだけ恋愛部分のエピソードがストーリーの中核に欲しかったかな。

 サマータイムマシン・ブルース@映画生活
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