-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「NANA」
2005年 09月 08日 (木) 19:35 | 編集
NANA -ナナ- スペシャル・エディション NANA -ナナ- スペシャル・エディション

「NANA」 ★★★

(2005年日本)
監督:大谷健太郎
原作:矢沢あい 「NANA 」(1)
キャスト: 中島美嘉、宮崎あおい、成宮寛貴、松山ケンイチ、丸山智己、玉山鉄二、松田龍平、平岡祐太、サエコ、伊藤由奈 、水谷百輔、能世あんな、高山猛久
公式サイト

クソ長い原作からエピソードを抽出し美味しいところを引っ張って作った作品にしてはこれは非常によくできている。原作が漫画ということでそもそもビジュアル面の原型があるわけだから、こういう作品は絶対に原作と比較されてしまうのはしょうがないだろうが、主演の二人の役作りがきっちりとされている部分ではかなりプラス。中島美嘉の演技ははっきり言って目もあてられない程下手糞だが(爆)あのビジュアルとバンドボーカルで選べば中島しかいないだろう。宮崎あおいは演技は勿論モノローグ部分も上手いし、この二人のキャラクターに関しては文句なし。

まぁグダグダで、あちこちかゆくなりそうな恋愛話と友情がストーリーの柱なわけだからこれに文句を言ってたらはじまらない映画だ。だが、挫折を通して成長していく青春の輝きを綴った等身大のドラマはなかなか上手く表現されていたと言うべきではないだろうか。設定は突拍子もなく其処にリアリティの欠片もない、だがこの作品は実際非常にオーソドックスなテーマを包含し、現実に手の届きそうな適度な緩さと親近感を容易に感じ取れるという極めて解り易い世界観を持っている、だからこれだけ原作もヒットし共感を呼ぶということなのだろう。

但し共感を呼び大衆に受けるという価値観が映画の絶対性であるかのように論じられる「一般論」(「泣ける映画」が素晴らしいという「一般論」も然り)には懐疑を抱く人間なので、この映画を手放しで絶賛しようとは全く思わないが、漫画の映画化作品が群居乱立する昨今の邦画作品の中では明らかに成功を収めたケースではないだろうか。

で、問題はやっぱり松田龍平。
ダメ過ぎる、絶句。
あれは引き抜きかけられるギタリストには全然見えない、即ちキャラが全く作られていないのだ。どうせならブラストのメンバーは全員本物のミュージシャンを使う勢いでやってもいいんじゃないだろうか?バンドの話がこの映画のもう一つの核でもあるわけだからこの部分が弱いと総てがチャチに見えてしまうのだ。折角中島美嘉をキャスティングしてボーカルは一応本物の迫力を持ってきたのだろうが、この似非ギタリストで映画のレベルは相当下がったはずだ。松田龍平は役作りする気があったのかと問いたい。
それと平岡裕太のエピソードは若干冗漫、伏線としては時間のかけ過ぎだろう。

主題歌「GLAMOROUS SKY」やキャストの話題性もあってこれはヒットはするんだろうなぁ。と言っても完全に「続編に続く」展開で、前後編ドラマの前編を見せられたかのようなストーリーなので(いやもしかしたらシリーズ5の1とか 爆)、これ一本だと中途半端な印象は否めないかな。酷評がおそらく多くなる作品と予想はできるが、原作ありきの作品の中で青春映画としての出来は悪くないと思う。

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■サントラ
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■主題歌
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  DL、試聴は此方で ⇒ GLAMOROUS SKY

■原作「NANA」
NANA (1) NANA (1)
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