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-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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 ★評価別Index : ★★★★★ ★★★★ ★★★☆ ★★★ ★★☆ ★~★★ 


「SUPER8」
2005年 08月 29日 (月) 18:43 | 編集
SUPER 8 SUPER 8

「SUPER8」 ★★★

Super 8 Stories(2001年ドイツ・イタリア)
監督:エミール・クストリッツァ
キャスト:ドクトル・ネレ・カライリチ、デーシャン・スパラヴァロ、エミール・クストリッツァ、ネナド・ガジン・コーチェ、ネナド・ペトロヴィッチ、アレクサンダル・バラバン、ドラゼン・ヤンコヴィッチ、ゾラン・ミロシェヴィッチ、ゴラン・マルコフスキ・グラヴァ、ゾラン・マルシャノヴィッチ・チェーダ、ストリボール・クストリッツァ、ネナド・ガジン・コーチェ

クストリッツァとその音楽が大好きな人の為の楽屋落ち映画。

クストリッツァ作品の音楽を担当する「ノー・スモーキング・オーケストラ」のヨーロッパ・ツアーをステージの表と裏両方から描いたロード・ムービー。

「楽屋落ち&内輪ウケ」映画なので、メンバーは物凄く楽しそうではあるw
監督自身も参加するこのオーケストラの音楽は「黒猫・白猫」でもその個性が如何なく発揮されていたが、あの喧騒のリズムの再現は映画の雰囲気が蘇ってなかなか面白いと思う、現に自分は楽しかったから。
とはいえ漫然と楽屋裏とステージ風景を映し出す部分が多いだけに、よっぽどクストリッツァ好きかこのオーケストラ贔屓じゃないと正直辛い映画だろう。ステージもいいがどうやってあの曲を作り出しているのか、というエピソードをもう少し見せて欲しかったと思う。

最も興味深かったのは、荒いモノクロ映像の中に映し出されたヨーロッパの風景。空爆で破壊された橋、戦争の爪痕が残る国にミスマッチに流れる軽やかでエネルギッシュなメロディが心に残る。クストリッツァはやっぱり国を愛してるんだろうなぁ。
終盤の「ウンザ・ウンザ・タイム」のシークエンスは映像もクストリッツァらしい魅力に溢れていて非常に良かった。
ウンザ・ウンザ・ウンザ・ウンザ・ウンザ・ウンザ・ウンザ・ウンザ♪・・・うわ、耳に残るしw

 SUPER 8@映画生活

■同監督他作品の感想
アンダーグラウンド ★★★★★
黒猫・白猫 ★★★★
ライフ・イズ・ミラクル ★★★☆
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