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-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「サハラに舞う羽根」 
2005年 08月 29日 (月) 17:49 | 編集
 サハラに舞う羽根

「サハラに舞う羽根」 ★★

THE FOUR FEATHERS(2002年アメリカ・イギリス)
監督:シェカール・カプール
キャスト:ヒース・レジャー、ウェス・ベントレー、ケイト・ハドソン、ジャイモン・ハンスゥ、マイケル・シーン、ルパート・ペンリー・ジョーンズ、クリス・マーシャル

終始どこか脚本のポイントがずれているような気がしてならない作品だった。
スーダンを侵略征服しようとしたイギリスの意図もよく見えてこないし、傭兵が何故命を賭して主人公に尽くすのかも理解し難い。戦争が嫌で除隊した人間が羽根を貰った途端に張り切って、自らが出征するはずだった戦地に赴いて人を殺しまくるのも行動に一貫性がなくて不可解過ぎる。
原作が1902年に発表され何度も映画化されている作品らしいが、映画の本来のテーマとは果たして何だったのか?
戦争の空しさ、熱い友情、あるいは男の勇気と誇り?
どれもこれも中途半端な不完全燃焼で、そのどれにも共感も理解もできない、はっきり言ってコレはテーマがぼけてしまっていると思う。
良かったのは迫力ある砂漠の戦闘シーンのみで、残念ながら再見したいとは思えない作品だった。

 サハラに舞う羽根@映画生活
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