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-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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 ★評価別Index : ★★★★★ ★★★★ ★★★☆ ★★★ ★★☆ ★~★★ 


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「ダニー・ザ・ドッグ」
2005年 08月 29日 (月) 13:36 | 編集
ダニー・ザ・ドッグ DTSスペシャル・エディション (初回限定生産) ダニー・ザ・ドッグ DTSスペシャル・エディション (初回限定生産)

「ダニー・ザ・ドッグ」 ★★☆

UNLEASHED (2005年フランス・アメリカ)
監督:ルイ・レテリエ
キャスト:ジェット・リー、モーガン・フリーマン、ボブ・ホスキンス、ケリー・コンドン、ディラン・ブラウン、シルヴィオ・シマック、マイケル・ジェン、ヴィンセント・リーガン、フィリーダ・ロウ
公式サイト

完全ネタバレ注意
脚本が何しろ緩くて甘い。よって勿体ない作品だとしか言い様がない。
ストーリーは5歳で誘拐され闘う犬として育てられ、心を閉ざしたダニーがいかに人間らしさを取り戻していくのか、という物語。
製作と脚本にリュック・ベッソンが絡んでジェット・リーと来れば「キス・オブ・ザ・ドラゴン」を思い出してしまうわけで、そういう期待が裏目に出たというか、いやむしろやっぱりと言うべきなのか(爆)、とにかく突っ込み所があり過ぎて映画としての完成度が損なわれた典型的なパターンと言っていいだろう。
あれだけ首輪の有無に左右されて闘犬状態だったダニーがいともあっさり首輪無し生活に順応する、またサムとヴィクトリアがどう見ても無茶苦茶胡散臭いダニーを何故か簡単に家族として迎え入れる、また、ダニーが殺人カンフーを身に付けた過程に全く説得力がない、ダニーのボスのバートがほぼゾンビチックに不死身(爆)等、何しろプロットも展開も安直過ぎなのだ。特に首輪のエピソードを伏線として張った意味が実は殆んど生かされてない点などは穴だらけにも程がある、アホかと

と、このように作品としてはもうどうしようもなくグダグダなのだが、ただそういう突っ込みもジェット・リーのアクションでかなり救われていることは確かだろう。ストーリー性を考慮してかドン臭いアクションなのが辛いけども、やはりそこはジェット・リー、しっかり見せ場は作ってくれている。
ジェット・リーの朴訥としたピュアな魅力は十分見られるし、彼の笑顔と涙とそこそこのアクションを楽しむには丁度いい王道B級映画なのかもしれない。とってつけたような擬似親子的モーガン・フリーマンとの絡みも感動的に見えなくもない、クライマックスのアクションも迫力だけは十分だ。
しかしダニーもサムもヴィクトリアも揃って無傷でハッピーエンドってコレいくら何でもオチが甘過ぎないですかね?(個人的には絶対誰か死ぬ、死なないまでも巻き込まれると思ったがこれまた拍子抜けw)感動のラストシーンでも、いつ生き残った奴等が復讐してこないかと心配したのは俺だけではないだろうw
で、サムがモーガン・フリーマンである必然性も全然ないんだよな、お前はRayか?と(脂汗。

リュック・ベッソン、もうこういうティストしかないのかな。
あまり余韻もなく浅い軽いお気楽ハッピーエンドを楽しみたい時はなかなかいい暇潰しになるだろう、多くを期待しなければ楽しめる、あくまでB級作品として。

 ダニー・ザ・ドッグ@映画生活

■サウンドトラック
 ダニー・ザ・ドッグ オリジナル・サウンドトラック(CCCD)

■リュック・ベッソン関連作品
 レオン ダブル・パック (初回限定生産)

 TAXI NY 特別編

 キス・オブ・ザ・ドラゴン (期間限定 特別価格版)

 フィフス・エレメント アドバンスト・コレクターズ・エディション

 ニキータ

 YAMAKASI
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