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-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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 ★評価別Index : ★★★★★ ★★★★ ★★★☆ ★★★ ★★☆ ★~★★ 


「戦国自衛隊1549」
2005年 08月 29日 (月) 13:27 | 編集
戦国自衛隊1549 標準装備版 (初回限定生産) 戦国自衛隊1549 標準装備版 (初回限定生産)

「戦国自衛隊1549」 ★★

(2005年日本)
監督:手塚昌明
原作:福井晴敏
キャスト:江口洋介、鈴木京香、伊武雅刀、鹿賀丈史、北村一輝、綾瀬はるか、的場浩司、生瀬勝久、嶋大輔、中尾明慶、宅麻伸
公式サイト

歴史作り変え過ぎ、あり得ない展開多過ぎ、それは承知の上のこの設定でどこまでエンタメできるか?
正直楽しみにしていたのだが、これは・・・・やっちゃったな OTL
大体「事故で行ってしまった過去にピンポイントでもう一回行ける」という素晴らしいタイムスリップの理論に殆んど説明もないこと自体、相当ヤバイ(爆。
石油精製しようが(汗)勝手に信長になろうが、初心者がいきなり戦車操縦してようが、この際リアリティなんていらないんだからそれは目を瞑って許そう。ただしそれだけ強引な展開をするのであれば、せめてアクション戦闘シーンでの見せ場をもう少し作って欲しい。本物の兵器を使ったからと言ってそれだけじゃ迫力もクソもない。城の中でチマチマ戦ったりゲリラ戦みたいな野戦だけじゃ何だかなぁ。

タイムスリップ物にあるまじき凄まじい過去干渉には目をつぶるとしても、最悪なのは肝心の的場が何故天下取りに走ったのかが全然見えない脚本だ。おまけに鹿島や神崎の思いも何だか中途半端。一体誰の為に何の為に戦うのか?、荒唐無稽なエンタメ映画にしてもやはりこの部分の曖昧さは許容範囲を超えている。この点に関しては同じ福井さん原作の『ローレライ』の方がまだマシか。
でもってラストは「自衛隊マンセー」とか言いそうな位の自衛隊絶賛な雰囲気で不気味過ぎだろう、宣伝にはなってるんだろうけどさw。
前作の「戦国自衛隊」とは正直別物だが、前作の方が全然面白いしツボは外していないことは確か、本物の装甲車とヘリを使ったことだけに☆追加しました。
全くいつ江口洋介の救命戦国自衛隊72時になるかと思ったよ。

 戦国自衛隊1549@映画生活

 戦国自衛隊1549
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