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■ ★評価別Index : ★★★★★ ★★★★ ★★★☆ ★★★ ★★☆ ★~★★ |
2005年
08月
29日
(月)
10:39 |
編集

「パルプ・フィクション」 ★★★★☆
PULP FICTION(1994年アメリカ)
監督:クエンティン・タランティーノ
キャスト:ハーベイ・カイテル、ジョン・トラボルタ、ブルース・ウィリス、クエンティン・タランティーノ、ユマ・サーマン、サミュエル・L・ジャクソン、アマンダ・プラマー、ティム・ロス、ビング・ライムス、マリア・デ・メディロス ロザンナ・アークェット 、エリック・ストルツ、 クリストファー・ウォーケン、スティーブ・ブシェーミ
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⇒ テーマ曲"Misirlou ミザルー"を聴く
タランティーノのセンスが炸裂、これぞエンターテインメント!
超超超ツボな映画の一つ。
とにかくタランティーノ監督作品は個人的に大好きだが、この作品はレザボアと並んで本当に愛している映画だったりするのでとりあえず褒めまくりますよ!w
「レザボア・ドッグス」でもそのセンスは既に垣間見えていたが、何ともインチキ臭いノリと癖のあるアクの強いメンツを揃えて飛交う会話、それだけでもまず十分に楽しい。だがこの作品のポイントはバラバラにされた時間軸の交錯による計算しつくされた構成だ。タランティーノが上手いのはこれ等の断片を少しも複雑化しないで観客に見せてくれることだと思う。視点を変えた4つのエピソードすべてが合わさった瞬間に幕を下ろすエンディングも最高、パズルの最後の一片がぴったりと当て嵌まった快感たるや、まさに完璧痛快なクライム・サスペンスの傑作と言うべき作品だろう。あぁこの映画大好きw。
そしてこの癖のある豪華な俳優陣の競演も見逃せない。
ハーベイ・カイテルに始まり、ジョン・トラボルタ、ブルース・ウィリス、ユマ・サーマン、サミュエル・L・ジャクソン、アマンダ・プラマー、ティム・ロス、クリストファー・ウォーケン、スティーブ・ブシェーミ、居並ぶ名前の個性にも圧倒されるが、これだけの役者一人一人の魅力を最大限に引き出すまさに適材適所なキャスティングと演出の妙は、全く見事と言うしかない。ここぞとばかりに名シーンを盛り上げる相変わらずクールな音楽のチョイスも素晴らしい。
「レザボア・ドッグス」の完成形として、またタランティーノの監督としての技量が十分に発揮された傑作だと思う。
最近ではこの手の時間軸を弄る系の映画が多いが、自分が高校の頃にこれを観た時ははっきり言って衝撃だった。この作品を観ていなかったら多分こんなに映画を観る事もなかっただろうと思う、そういう作品です。
1994年アカデミー脚本賞及びゴールデン・グローブ脚本賞受賞、カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。この年の各映画賞を席巻した作品でもある、その後のハリウッド映画に与えた影響の大きさは計り知れない。
これぞエンターテインメント!映画を観ていて良かったと思える瞬間はこんな時なのだ。
因みにTHE BLACK EYED PEASのヒット曲"Pump It"は、この「パルプ・フィクション」でお馴染みのサーフ・ロックの重鎮、ディック・デイルの名曲「MISIRLOU ミザルー」をサンプリングしたもの。
通算4枚目の大ヒット・アルバム「MONKEY BUSINESS」からシングル・カットされた。(→PUMP ITの映像を観る)








■「パルプ・フィクション」サウンドトラック

■THE BLACK EYED PEAS「PUMP IT」

PUMP IT収録のヒットアルバム

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