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-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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 ★評価別Index : ★★★★★ ★★★★ ★★★☆ ★★★ ★★☆ ★~★★ 


「IZO」
2005年 08月 24日 (水) 08:04 | 編集
IZO<特別版> IZO<特別版>

「IZO」 ★★

(2004年日本)
監督:三池崇史
キャスト:中山一也、桃井かおり、松田龍平、美木良介、高野八誠、原田龍二、石橋蓮司、山本太郎、秋野太作、大橋吾郎、原田大二郎、ミッキー・カーチス、遠藤憲一、寺島進、高瀬春奈、中山麻理

「幕末の悪名高い人斬りが怨念と化し、時空や次元を超え大殺戮を下すバイオレンスアクション」という派手な触れ込みの作品。
人斬りに何の理由もなく斬って斬ってひたすら斬りまくるIZO、このストーリーに整合性を求める事自体あまり意味がないように思う。そもそも蘇ったIZOは不死身ちゃんだから、時空も超えて位相空間行き来した日には何でもアリの世界である。IZOが別世界にワープしては斬る、の繰り返しが延々と続く2時間で、正直に感じたのは不条理という言葉さえ使いたくない程無秩序な映画であるということ。観ている観客の期待を一切無視してざっくり切り捨ててくれる、よく言えばアヴァンギャルドって奴ですか、まぁアナーキーな作品だ。

怨念というものの強大なる破壊力については理解できるが、構成面の単調さやキャラクターの魅力の欠如が非常に痛い。時空を超えて行き交う見せ方には途中で飽きてしまうし、キャストはこれまた無駄にカメオ出演でやたら豪華だが結局単なるカメオである。こういう場合主役キャラクターに魅力があれば何とか観られるが、非常に共感し難い人物像である為感情移入も難しい。
更にアクションも序盤こそIZOの暴力性に圧倒されこそすれ、あまりにも無敵のIZOにこれまた飽きてしまう。

で、何が強烈かと言うと友川かずきの怨念ドロドロフォーク。自分は生理的にもう全然無理だったが、確かにこの作品にははまっているかもしれないw。興味のある人は是非一度聴いて悶絶して頂きたい。
それにしてもつまらない映画を三池さんは撮ったものだ。
三池作品でなければおそらく観なかったと思うがどうしたってこのわけのわからないストーリーで2時間は長い・・・久々に脱力させて貰った。


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