-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「11'09''01/セプテンバー11」
2005年 08月 29日 (月) 00:39 | 編集
 セプテンバー11

「11'09''01/セプテンバー11」 ★★★☆

11'09''01/September 11(2002年フランス)
監督:サミラ・マフマルバフ、クロード・ルルーシュ、ユーセフ・シャヒーン、ダニス・タノビッチ、イドリッサ・ウエドラオゴ、ケン・ローチ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、アモス・ギタイ、ミラ・ナイール、ショーン・ペン、今村昌平
キャスト:マリヤム・カリミ、エマニュエル・ラボリ、ヌール・エルシェリフ、ジャナ・ピーニョ、リオネル・ジスリエル・ギレ、ウラジミール・ヴェガ、ケレン・モル、リオン・レヴォ、トメル・ルソ、タンヴィ・アズミ、アーネスト・ボーグナイン、田口トモロヲ、麻生久美子、柄本明

人の思いをフィルムに映し表現する力がある「映画」という媒体だからこそ可能な事があるはずだ。歴史や時代を映すこともおそらくその一つではないかと思う。
2001年9月11日、まだ記憶に生々しく蘇るアメリカ・ニューヨークの同時多発テロ。本作はこの事件をテーマにして様々な国の監督11人がそれぞれの視点で11分09秒1フレームで語る物語のオムニバスだ。
こういう競作系の作品の出来にはやはりバラつきがあるが、どのストーリーからも其々に「9.11」への思いを感じ取る事はできる。11ヶ国の政情から見たあのテロとは一体何だったのか。映画の良心を感じる作品であると同時に、改めて9.11の事件の意味とそれが落とした翳の大きさを問いかけられる。
犠牲者への追悼という思いとはまた別に、我々は歴史におけるこの事件の背景と現実を考えなければならないということだろう。

■印象に残った物は以下のストーリー。
イニャリトゥ作品・・・コレ映画?っていう位ほとんど映像がない。にも関らず断片的な映像と交錯するあの日の「音」によってまさに記憶の中の悪夢の一瞬を蘇生させられてしまう。自分はコレが一番印象的だったw、非常に上手いと思う。
・アモス・ギタイ、イドリッサ・ウエドラオゴ作品・・・同日に起きたイスラエル自爆テロの中継や、ヴィン・ラディンを少年たちが追うというストーリーは皮肉と毒が見えてユニークだった。視点と見せ方の上手さが印象的。
・クロード・ルルーシュ作品・・・素直に正面から「その日」を描いたほぼ唯一の作品かw、ストレートにショックが伝わってくる。音のない聾の世界とTV映像の対比も秀逸だし、映像もクリアーで美しい。
・ショーン・ペン作品・・・ラストシーンが非常に切ないというかやりきれなかったが、9.11のリアルな悲劇の事実はあまり伝わって来ないように感じる。
・今村昌平作品・・・・蛇という異形を持ってきた割に話は陳腐でつまらない。とってつけたような「聖戦はない」の台詞も何とも深味がないし「9.11」に結びつけるのにこのオチではポイントがずれていないか?あまりにもずれ過ぎた結果非常に異彩を放っているのが皮肉だけどw
・ケン・ローチ作品・・・さ、さすがケン・ローチ(爆。 お前等だけじゃないぞ?ってか。こういう直接的アプローチは他の作品では見られないだろうなぁ、知りませんでした、チリの話。

 11’09”01/セプテンバー11@映画生活
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