-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「12モンキーズ」
2005年 08月 29日 (月) 00:14 | 編集
 12モンキーズ

「12モンキーズ」 ★★★★

12 Monkeys(1995年アメリカ)
監督:テリー・ギリアム
キャスト:ブルース・ウィリス、ブラッド・ピット、マデリーン・ストゥ
   ⇒ Trailerを観る
   ⇒ 12モンキーズ@映画生活
   ⇒ 一度聴いたら忘れられないテーマ曲"Suite Punta Del Este"を試聴する

胡散臭い題名に騙されてはいけない。脳裏に焼付く鮮烈な映像、音楽、劇的な展開、この映画は文句なしに本当に面白い。

何度過去に戻っても修正できない未来。その未来が地上における人類滅亡だとしたら? 一人の男が背負った抗えない運命の皮肉を描く近未来タイムトラベルSF。
ストーリー的にはオーソドックスなタイムパラドックス物の流れを汲みながら、ユニークな着想と激しく動く時間軸がこの作品の大きな魅力となっている。主人公と時間旅行をする気分で覚悟して鑑賞のこと。

「未来世紀ブラジル」の監督テリー・ギリアム独特の近未来映像と退廃的な音楽が不思議な世界を作り出している。この手のパラドックス物の中では傑出して魅力的な作品ではないだろうか。リピートされる夢の謎、12モンキーズの秘密、すべての謎が解き明かされた瞬間に終焉を迎えるエンディング。オープニングと交錯するラストシーンの意味が解った時には背筋が凍りつくような何ともいえない無力感に襲われるだろう。
複雑に張り巡らされた時間旅行の謎解き、構成の巧妙さといいサスペンスタッチの演出といいさすがギリアム作品と言わざるを得ない。
脇で異様なまでに圧倒的な存在感を示すブラッド・ピットのキレ演技の上手さ、そしてこの映画の退廃的な終末観を絶妙に醸成するタンゴのテーマ曲"Intro Suite Punta del Este"(Clickで試聴可)、これ等がタイムリープSFの魅力と相まって二度と忘れられない傑作を紡ぎ出している。

独り言(微妙にネタバレ)
但し、未来から訪れた自分が死ぬ姿を目撃する幼い自分の記憶、というものが「夢」という形で予め観客に提示されるので、ある意味それがエンディングへの布石になってしまう。要するに観客はこれが現実なのか妄想なのかと迷うことはないんだよねw。だから非常にオーソドックスな流れに終始することになるわけで、それが若干物足りない展開ではある。
ま、特殊相対性理論から物理学的に考えると未来へのタイムトラベルは可能であっても過去には戻れないはずなのだが。


バタフライ・エフェクトが近日公開されるが、此方もタイムトラベル物らしいので要チェックで。
(2003年初回鑑賞)

 
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■12モンキーズ サウンドトラック
12モンキーズ 12モンキーズ

Amazon.comにてサントラの全曲一部試聴が可能。試聴はここから(WMP)
特に有名なテーマ曲
“'Introduccion' From Suite Punta Del Este”は聞き逃せない。

■テリー・ギリアム関連作品
 未来世紀ブラジル
 バンデットQ-Magical ed.-
モンティ・パイソン・アンド・ナウ
 ラスベガスをやっつけろ
 バロン
 ロスト・イン・ラ・マンチャ
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