-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「コーラス」
2005年 08月 28日 (日) 23:50 | 編集
コーラス コレクターズ・エディション コーラス コレクターズ・エディション

「コーラス」 ★★★

The Chorus(2004年フランス)
監督:クリストフ・バラティエ
キャスト:ジェラール・ジュニョ、フランソワ・ベルレアン、ジャン=バティスト・モニエ、マリー・ビュネル、カド・メラッド、マクサンス・ペラン、ジャック・ペラン
公式サイト

「目には目を」では人の心を開く事はできない。
1949年のフランスを舞台に、寄宿学校で出会った教師と少年達が音楽によって結びついていくという触れ合いと絆を描く感動ヒューマンドラマである。
どこかで観たようなオープニングと思ったらニューシネマに瓜。監督がニューシネマを敬愛しているということらしいのでそれは実に納得。
全体的には「音楽の力」をストレートに描いた非常に良心的で丁寧な作品だと思う。悪く言えば音楽の力以外の部分即ち細部の脚本や映像に関しては少々物足りなさもあり、オーソドックスな人間ドラマであるだけに目新しさのない凡庸さも禁じ得ない。
特に折角「目には目を」はいけないと言うストーリー展開であるにも関らず、校長は最後まで極悪非道で終いには失脚、問題児はやっぱり問題児という放置プレイエピソード等はやはり首を傾げたくなるところだ。オスカーもゴールデングローブも「海を飛ぶ夢」に阻まれて外国語賞ノミネート止まりだったのも、この勧善懲悪的な放置ぶりに見受けられる脚本的な寂しさと詰めの甘さをを考えれば、まぁ妥当な所かもしれない。
このようなプロットはハリウッドなら多分違ったエンディングに持って行くんだろうな、などと思いつつ鑑賞したことも事実。極めてフランス映画的な突き放し方とでも言うべきか、敢えてお涙頂戴的な展開を避けているようにも感じられた。また説明的なナレーションが若干多過ぎるのも気になる、特にクライマックスの紙飛行機シーンは、饒舌なナレーションの必要性などないだろう、静かにその余韻に浸らせて欲しかったと思う。

意外なことにタイトルでコーラスという程コーラスの見せ場らしい見せ場は思った以上に少ない作品である。だがその分ジェラール・ジュニョ演じたマチューの人間性が非常に魅力的に描かれていることを注目すべきであろうと思う。子供達の人生の中で一際輝きを放った瞬間と、それを暖かく見つめた教師マチューへの思いを鮮やかに描き出した作品として秀逸であると言えよう。その後の彼の人生がおそらく平凡ながらも素晴らしい彩りに包まれていたのだろうと予感させられるラストシーンだったと思う。

ま、とにかく歌声と音楽は良かったです、美少年が好きな人も是非。
日本でこれ作ったら3年B組な世界になっちゃうんだろうか、もしくはスクールウォーズ(爆死。 
以上、譜面台の少年の未来と拾われなかった紙飛行機が気になってしょうがない管理人でした(いらん突っ込みw
リトル・ダンサー辺りで泣ける人には激お勧めかもしれないねw。

 コーラス@映画生活

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