-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「エターナル・サンシャイン」
2005年 08月 27日 (土) 23:25 | 編集
 エターナル・サンシャイン

「エターナル・サンシャイン」 ★★★☆

Eternal Sunshine of the Spotless Mind(2004年アメリカ)
監督:ミシェル・ゴンドリー
脚本:チャーリー・カウフマン
キャスト:ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、キルスティン・ダンスト、マーク・ラファロ、イライジャ・ウッド、トム・ウィルキンソン
   ⇒ 公式サイト
   ⇒ 半端なくイイ主題歌、"Everybody's Gotta Learn Sometimes"を聴く

噛み合わない心を引き摺ってそれでも尚手に入れたい愛情への未練を非常に純粋に描いた作品だと思う。言い換えれば男と女の普遍的な関係がテーマと言ってもいいのだが、あまりにも技巧的に作られた結果肝心なテーマはややぼけた印象が残る。

もし消したい記憶を脳内から選択して消去できるとしたら?というユニークな設定がこの映画の大きな魅力。頭の中で繰り広げられる忘却からの逃避行シーンによって二人の幸福な過去が辿られる演出や、記憶が削除されていく脳内シーンの描写は非常に面白いし個人的には好きだ。ただし巧妙な時間軸の変化と技巧的な構成は、単純な恋愛物としてストーリーを追いたい人にとってはあまり価値がないだろうし激しく混乱させられるだろう。目先の変わったプロットを楽しみたい人向けの捻りの効いたラブストーリーといった所だ。

作品のテーマと直結しているのは、「アダムとイブ」を連想させる氷上に横たわるカットと原題だろう、このストーリーと相俟ってとても印象的なものになっている。
Eternal Sunshine of the Spotless Mind、
曇りなき心の永遠の輝き、とでも訳すのか、
それは、どうにも欠点ばかりが目に付いてしょうがないのにかけがえのない愛すべきもの、お互いを補い支え合う「半身」とも言うべき「他」を愛する心そのものなのかもしれない。辛い記憶もひっくるめて記憶の中の思いを失くしてしまうことこそ悲しいのだからw。

但し、ラストの互いの本音を聞いてしまうシーンだけは、愛情の再確認という意味では許せないこともないが特に必要性を感じられず冗漫。
さらに難を言えば脇のエピソードも若干甘い。ブサイクなダンストがなかなか美味しい役をやっていて好印象なのに、ジョエルとクレメンタインの話を固めるはずのこのエピソードに全く深味がないのは残念だったし、クレメンタインが唐突に記憶を削除した理由も浅薄過ぎて説得力はない。
構成や映像の見せ方の上手さは出色であるのにどこか作品全体に物足りなさが漂うのはそういう伏線部分に弱さがあるのも一端かもしれない。
しかし物凄い感動作というわけではないが、誰もの心に引っ掛かるちょっと痛い所を実に独創的に映画化してくれた作品としてはなかなか出色なのではないだろうか。チャーリー・カウフマン脚本物では圧倒的に秀逸な珠玉のラブストーリーだと思う。キャスティングもコメディー色の強いジム・キャリーやメロドラマの印象が強いケイト・ウィンスレットを起用する等、意外性があって面白い、ラブストーリー苦手の自分だがお薦めできる作品だw。
2004年アカデミー脚本賞受賞作品。

どうでもいいけどイライジャ・ウッド見ると指輪下げて裸足で歩いてる気がしてならんわけですがね、愛しい人(爆死。この変態パトリックの記憶削除悪用話で別映画撮れるんじゃないか?とか微妙に楽しかった、フロドの後にコレ選ぶイライジャは凄いよなぁ。

サントラについては本家Blogに書いたが、エンドロールでBECKがカバーした主題歌 Everybody's Gotta Learn Sometimesは良かった、お聴き逃しなくw

 エターナル・サンシャイン@映画生活

■エターナルサンシャインサウンドトラック
 エターナル・サンシャイン
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