-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「イノセンス」
2005年 08月 27日 (土) 21:52 | 編集
 イノセンス スタンダード版

「イノセンス」 ★★★

INNOCENCE、Ghost in the Shell 2 : Innocence(2004年日本)
監督:押井守
原作:士郎正宗
脚本:押井守
キャスト:(声)大塚明夫、山寺宏一、竹中直人、田中敦子、大木民夫
   ⇒ イノセンス@映画生活
   ⇒ 公式サイト
   ⇒ IMDbのTrailerを観る

攻殻の近未来世界においては、人間であるという特徴を証明するものは生身の脳とゴースト(自分は自分であり他人ではないという意識=魂)であり、それだけが電脳義体とアンドロイドとの唯一無二の差異である。「私と他人を隔てるもの」=ゴースト、これが攻殻機動隊の根幹に流れる概念であるとすれば、エヴァはその「他」との隔絶を融解する人類補完計画という概念を基に究極の「人のかたち」とは何かを問う作品であった。

GHOST IN THE SHELL」で自分が自分である為には驚くほど多くのものが必要だ、と草薙素子は語り、ネットの海に消えた。他人を隔てる為の顔や声、身体的な特徴だけではなくあらゆる「自分」を形成する素材素因、それがなければ「個」は個足り得ない。
この作品は果てしなき「自分」探しの世界を描くものであり、それは一つの哲学と数学的宇宙論に帰結する「自我」の世界観の映像化と言っても過言ではないのである。そして貫かれているのは自分を満たし、他を欲する心、魂というものの存在なのだ、それは「愛」という言葉に言い換えてもいいかもしれない。
機械と情報の海で人が戻りたい場所は一体何だったのか、素子の最後の台詞が切ない。

概念の一つ一つをきちんと整理して鑑賞すれば難解ではないし、極めて一貫性の有るストーリーだ。自分にとってはアニメとしても映画としても最高にはまれる作品だったが、いきなりこの作品だけ観ると相当戸惑うことにはなるだろうし攻殻の面白さを体感するには映画を観る前に「GHOST IN THE SHELL」の鑑賞が必須条件となる。続編映画なのでこれ単独としての評価は正直難しいと思うが語られているテーマは前作と同じ。むしろ攻殻という作品の観念的な世界にのみ埋没してしまった為に精神論を語る映画になってしまった事が残念ではあった。

映像的には勿論秀逸で素晴らしいが、この手の哲学的SF世界観にはまれない人には徹底的に嫌われる作品でもあるだろう。
というか、台詞が意味わからんとかマニアックな世界は苦手だとか哲学が嫌い云々言う奴は観ない方がいい、ムリだから。金払って映画選択する権利は自分にあるわけで、理解できない自分には向かないと思うなら最初から観なきゃいい、簡単なことだ。少なくともマトリックスのパクリ、とかほざくバカにはこれを語る資格はない、レビューのサイトで「金返せ」「理解不能」等の感想を見るにつけバカが多いなとつくづく思うわけで(暴言

エンディングテーマ「follow me」が物凄くいい。作品のある種の無常観・寂寥感と相まって、泣けます。どうやら「アランフェス協奏曲」に歌詞つけたらしいですね。
まぁさらに作品を色んな意味で楽しみたい人はエヴァもどうぞw


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