-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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 ★評価別Index : ★★★★★ ★★★★ ★★★☆ ★★★ ★★☆ ★~★★ 


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「ヴァイブレータ」
2005年 08月 27日 (土) 21:23 | 編集
 ヴァイブレータ スペシャル・エディション

「ヴァイブレータ」 ★★★☆

(2003年日本)
監督:廣木隆一
キャスト:寺島しのぶ、大森南朋、田口トモロヲ、戸田昌宏、高柳絵理子

雪の夜コンビニで出会った男と女の行きずりの恋と孤独を描く。
癒されたい者同士の心の空洞が満たされていく刹那をを淡々とロードムービー風に綴るのだが、時折挟み込まれる主人公の心の独白的字幕がなかなか印象的な作品だ。
ストーリー自体ファンタジックな展開なので、この独特の雰囲気に乗れるならば最後まで楽しめるだろう。しかし、演技する寺島しのぶと大森南朋という二人の存在の際立ちが、この映画を単なる浅薄なエロ癒し系映画に留めない味わいのある作品にしていると思う。スクリーンで輝く俳優というものがあるとすればこの二人もおそらくそうなのではないだろうか。二人とも特にイケメンでも美人女優でもないが、体温までも感じさせるような声色や表情はとても心に残る、とりわけラブシーンはとてもいいので必見だ。
脅えや疑念と一緒に、寄り添っていく心の移ろいを静かにその表情や仕草で表現できる役者の力とは、TVとはまた違うものだと思う。そういう意味で役者の魅力と力量で引っ張られる作品ではあった、寺島さんもこれに限ってはブスに見えなかったりしたしなぁw。

印象的だった吐き出すというシーンであるが、この行為に秘められた人間の性は「触りたい」「食べたい」欲求の裏返しのように描かれ、互いの鼓動を確かめ合う男と女の寂しさや哀しさがよく表されていたと思う。
おそらくヒロインの感情に共感できなければこの映画は正直厳しいだろう。感傷的に走り過ぎる緩い作風も万人向けとは言えないが、二人の役者の演技は出色だしこの手の情緒的なトーンの作品が好きな人にはお薦めだろう。

 ヴァイブレータ@映画生活

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