-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「苺とチョコレート」
2005年 08月 27日 (土) 02:31 | 編集
 苺とチョコレート

「苺とチョコレート」 ★★★

Fresa y Chocolate、Strawberry & Chocolate(1993年 キューバ・メキシコ・スペイン)
監督 :トマス・グティエレス・アレ
キャスト:ホルヘ・ペルゴリア、ウラジミール・クルス、ミルタ・イバラ、フランシスコ・ガトルノ、ジョエル・アンヘリノ
   ⇒  苺とチョコレート@映画生活

差別と偏見からの理解と解放というテーマを、キューバという異形の街を背景に描き出した作品。

革命礼讃の共産主義者と民主主義者で芸術を愛するゲイの男の間に、純粋な人間同士の理解(友情)が芽生えていく不思議な感覚がなかなか面白い。
激しくゲイな世界に陥りそうな際どいところを友情と人間愛で回避。結局ストーリーは到って純粋な青春ドラマに着地して、ほっとしたような肩透かしのような何とも微妙な気分にもさせられた。

ただ女がらみで展開する部分は若干陳腐でダレる。友情と理解というテーマを描く為に、ダビドという青年が「ゲイではない」というキャラ立てをしなくてはならなかったのだろうが、少々不要なエピソードもあるのではないだろうか。

しかし、苺とチョコなんていう甘ったるくて軽いトーンの題名とは相対して、人間の普遍的な価値観や愛情、ジェンダーの問題に肉迫する作品としてとても興味深い作品である事は確かだ。許せなかったものを許せた瞬間、人は成長するのである。(と「アカルイミライ」でも同じフレーズを書いたなw
自分してはキューバの風景と人、その街独特の空気を感じさせるシーンの数々に心惹かれ、結構はまれた作品である。ゲイだろうがゲイじゃなかろうが、そんな性別や年齢を超えて人として誰かを愛するということの意味を純粋に問いかけられる。重いテーマを実に軽やかに美しく描いた秀作と言うべきだろう。

因みにキューバでは同性愛者への迫害が現実に行われている。映画「夜になる前に」の原作となった小説家レイナルド・アレナスは、カストロ政権の元で作品が発禁処分、また投獄もされている。
94年ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員特別賞)受賞作品。


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