-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「暗い日曜日」
2005年 08月 27日 (土) 02:07 | 編集


「暗い日曜日」 ★★★☆

GLOOMY SUNDAY (1999年独・ハンガリー)
監督:ロルフ・シューベル
脚本:ロルフ・シューベル
キャスト:エリカ・マロジャーン、ヨアヒム・クロル、ベン・ベッカー 、ステファノ・ディオニジ
   ⇒ Billie Holiday の"Gloomy Sunday"を聴く
   ⇒ Sarah McLachlanのカバーする"Gloomy Sunday"を聴く

多くの人の心を魅了して死にいざなった一曲の歌とは?

1930年代ブタペストで「自殺の聖歌」と呼ばれた「暗い日曜日」という曲を巡る男と女の愛憎劇を描く。
フィクションではあるが実際に何人もの自殺者を出したというこの曲が生まれた背景というものを叙情的にメランコリックなタッチで描き出した作品だ。
ただの三角関係話かと思いきやナチスのユダヤ人迫害が絡んだ因果応報モノでもある。戦争の悲惨さやユダヤ人迫害等の凄惨な描写は薄いので完全に戦争物とは言えないだろうが、戦時下という時代において「暗い日曜日」という楽曲に翻弄された4人の男と女の生き様を描いた作品としてなかなか興味深いと思う。

また脚本は最後の最後で思いがけず復讐劇的なサスペンス落ちになっていて、実に捻りが効いている。それまでの作品全体の哀愁を帯びたトーンから一気にエンディングで変貌を遂げる展開はとても意外だ。個人的には若干違和感があったが、振り返ってみると「目には目を、歯には歯を」という表現が作品中で何度かリピートされ、最初のシーンとラストがリンクするわけだから筋はきっちり通っているわけだ。そう考えれば単なるメロドラマで終わらないこの脚本は結構凝って作ってあると言えるだろう。

クライマックスは勿論ヒロインのイロナの「暗い日曜日」独唱シーン。
自分には死に向おうとする人間の魂を歌った鎮魂歌に聞えたが何とも切ないシーンである。
人間はその尊厳さえ残っていれば生きていける、というメッセージが非常に心に残り、男の弱さと女の芯の強さを改めて感じさせられる。

ヒロインのエリカ・マロジャーンが超キレイなのと"Gloomy Sunday"の曲のインパクトが強烈なこともあって、全体的には戦争物の血生臭さよりも儚く美しいイメージか。まぁメロドラマ&サスペンスというミスマッチ的ティストの混在する構造には、本当に意表を突かれた。そんな展開に共感できれば非常に面白く観られる映画だろう。
一枚脱いだら裸・・・とかそんなトコも当然注目 OTL

戦争モノにピアノ曲と言えば「戦場のピアニスト」を普通に思い出すがトーンは全く違うので念の為。


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■「暗い日曜日」 サウンドトラック
暗い日曜日 ― オリジナル・サウンドトラック 暗い日曜日 ― オリジナル・サウンドトラック

暗い日曜日~トリビュート~“Gloomy Sunday” 暗い日曜日~トリビュート~“Gloomy Sunday”

尚、この曲はビリー・ホリディ始め多くのアーティストがカバーしている。
曲の無料試聴はこちら
   ⇒ Billie Holiday の"Gloomy Sunday"を聴く
   ⇒ Sarah McLachlanのカバーする"Gloomy Sunday"を聴く   ⇒ 音楽DLメガサイトmora win
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