-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「SPUN / スパン」
2005年 08月 27日 (土) 01:35 | 編集
 SPUN

「SPUN / スパン」  ★★☆

SPUN(2002年米・スウェーデン)
監督:ジョナス・アカーランド
キャスト:ジェイソン・シュワルツマン、ミッキー・ローク、ブリタニー・マーフィ、ミーナ・スヴァーリ、ジョン・レグイザモ、デボラ・ハリー
音楽:ビリー・コーガン

見所はドラッグトリップの映像。そっちに肩入れし過ぎてストーリーやテーマ性は滅法弱い。

マドンナやU2を手がけたPV界の巨匠、ジョナス・アカーランドの長編映画デビュー作。未来への展望もなくただドラッグに明け暮れる日常を送る若者の姿を描いた云わば「現代アメリカ版トレインスポッティング」だ。

確かにPV監督らしさが随所にある。
ドラッグをやる瞬間のカメラの早回しや目をモチーフにした映像、ドラッグトリップをイメージ化した奇抜なアニメーションなどは非常にユニークで面白い。しかしそれ等は個々のシーンに生かされるのみで作品全体においてはそのユニークさやテンポの良さがそれ程意味を持っていたとは思えないのだ。

如何せんこの作品はストーリーがあってないようなものなのでテーマがぼけていることや、キャラクター描写の掘下げが薄いせいか登場人物に感情移入させられることがない点など、脚本には大いに物足りなさが残る。
「トレインスポッティング」のような青春の苦悩や挫折を匂わせる展開が終盤にわずかに垣間見える程度で、中盤までのドラッグ尽くしのストーリーには正直うんざりさせられたし、劇的なエンディングを生かしきれない中途半端なノリと脚本が非常に残念に感じた。
一因としては登場人物がドラッグに頼らなければならない必然性がきちんと描かれていないことが挙げられるだろうが、見た目の演出に凝った分だけテーマ性、ストーリー性は薄くなってしまったのかもしれない。

しかもトリップ感のリアリティで言うなら「トレスポ」や「裸のランチ」レクイエム・フォー・ドリーム」辺りの方がよっぽどある。これ等ドラッグムービーの佳作に比較すると、もっと軽いトーンを狙って作られた映像重視の作品であることは一目瞭然だが、観終わった後には正直あまり語るものはない。

ちょっとグロでキッチュなドラッグ物を観たい人や、今っぽいスタイリッシュな映像と音楽、或いはダメダメ人生の一コマを「体感する」こと自体を楽しめるならばそれなりに楽しめるだろう。
というわけで、特に心に残るものもなく共感すべき点も何も見出せないのだが、収穫はとりあえずブリタニー・マーフィが文句無しに可愛いこと。ま、自分はそれだけでもかなり満足(爆死

【追記】
映像の面白さはあるものの狙い過ぎて失敗、という点では「SURVIVE STILE5+」のノリをちょっと思い出した。共通点はどっちも何をやりたいかはサッパリだが魅力がないというわけではない、そんな感じの映画。


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