-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「阿弥陀堂だより」
2005年 08月 24日 (水) 02:11 | 編集

阿弥陀堂だより 特別版

「阿弥陀堂だより」 ★★☆

(2002年日本)
監督:小泉堯史
キャスト:寺尾聰、樋口加奈子、田村高廣、北林谷栄
公式サイト

■「パニック障害」とは。
パニック障害には「パニック発作」・「予期不安」・「広場恐怖」といった3つの症候がみられ、「胸がドキドキする」、「息が苦しい」、「手足が震える」などの様々な身体症状が出る。詳細ははてなダイアリー参照。

パニック障害の療養の為に訪れた田舎で、ある夫婦が巡り合う美しい田園風景とそこに暮らす人々との交流を描いた静かな作品。

この映画の特長は、まず非常にノスタルジックで詩情溢れる音楽や風景が印象的なこと。特に日本の田舎って綺麗だなぁとしみじみ思わせる映像の美しさ、これを抜きにしては語れないだろう。陽だまりの温かさや木洩れ日の眩しさをリアルに瑞々しく表現した映像は観る者まで癒す魅力がある。
またタイトル通りに非常に「死」が身近に感じられる映画でもある。
それを恐れるのではなく安穏と受容する世界観。「阿弥陀堂だより」のナレーションと重なってどこか宗教的な諦念や無常観を思い起こさせる空気があるのもその特徴だろう。

ストーリーは病気の癒しを中心に非常に淡々と展開され、2時間それがひたすら重ねられて劇的な展開は殆んどない。起伏が少ないので若干退屈なことは否めないだろう。
但し本作はこのような心の病への理解を訴え、「生と死」に対する其々の人生観を鑑賞者が想起するべく作品としての力があるということは言うまでもない。また、刺激的なものに疲弊した現代社会に生きる人の心に何が必要なのかを描いた云わば緩衝材のような良さがある映画だ。従ってこれを観て大変感動する人も多いだろう。

しかしながら若干綺麗事ばかりで文部科学省御推薦的な臭いは気になった、世の中そんなに達観した人間ばかりじゃないだろう、と。「命と死」に向き合った時、人にはもっと泥臭い感情が湧いて当然ではないのだろうか、皆修行した坊さんや尼さんじゃないんだから。
まぁ自分がまだ青いから理解し難いのか、どこかテーマの訴え方にあざとさを感じさせられたことも確かで、少々演出には物足りなさが残ってしまった。
同監督の「雨あがる」もそのうち観てみたいとは思いながらなかなか手が出ないよw。

【余談】映画に感動した人は読まないで下さい。
医大に行っている知人からこの病気の話を聞いたので鑑賞したわけだが、本当は小西真奈美が観たかったりしたのだw。
で、寺尾さん演ずる夫は結局「主夫」なんだよ、途中でほぼリポーターになってたが、この夫婦の組み合わせってキャシャーンだよな~。
退屈なあまりこんな余計なことばっかり考えて観てしまった、まぁ年齢的に俺みたいなのが観る映画じゃないんですね、きっと。この作品と「コールド・フィーバー」のα波生成ムービー二本立ては、疲れている時に観ると安眠爆睡コース間違いなし、眠れない夜にどうぞ(違。

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■小泉堯史監督作品
博士の愛した数式雨あがる

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