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-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「コールド・フィーバー」
2005年 08月 26日 (金) 12:05 | 編集
 コールド・フィーバー

「コールド・フィーバー」 ★★☆

Cold Fever(1995年米・フィンランド)
監督:フリドリック・トール・フリドリクソン
キャスト:永瀬正敏、リリ・ティラー、フィッシャー・スティーブンス、鈴木清順
   ⇒ IMDbでTrailerを見る

スピリチュアルな旅路がもたらす心の清算と再生。

亡くなった両親の供養の為に青年が訪れたアイスランドでの出会いと奇蹟的な出来事を描いた静寂なるロードムービー。

とにかく寒い、白い。
風景はひたすら凍りついたアイスランドの荒野だ。

その真っ白な冷たい風景の映像が、映画の神秘的で叙情的なイメージを醸成するのに大いに貢献していると思う。男が突然に出会った叫ぶ少女などは非常にファンタジーな存在なのだが、アイスランドの厳然たる広大な大自然の神秘においてはそれ程浮いて見えない。

供養のラストシーンはなかなか良い、しかし問題はそれに到る展開が平坦かつ冗長なこと。取り立てて驚かされるエピソードもなくほとんど面白味はない為かなり眠気を誘われる人も多いのではないか。途中永瀬が遭難気味になってこれはホワイトアウトな展開になるのか!と若干心躍ったものの、いや全然ないからそんなことは、そりゃ当り前。

テーマとしては愛する者の死の供養と弔いによる心の清算と再生ということだろうか。スローなテンポといい台詞の少なさといいこの監督独特の美意識への拘泥を感じるものではあるが、非常に好みの別れる作品だと思う。荘厳でスピリチュアルな雰囲気を味わいたい、また癒し系の静かな映画を観たい人には意外にいいかもしれない。
ま、ずーっと英語喋ってる若い永瀬が好きならそれだけで行けるかもねw。


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