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-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「アモーレス・ペロス」
2005年 08月 26日 (金) 01:52 | 編集
 アモーレス・ペロス ― スペシャル・コレクターズ・エディション

「アモーレス・ペロス」 ★★★☆

Amores Perros(1999年メキシコ)
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
キャスト:ガエル・ガルシア・ベルナル、エミリオ・エチェバリア

微妙に重なり合った3つの恋愛を時間軸を交錯させる構成によって描いた作品。イニャリトゥはこういう構成が好きだよなぁw

ストーリーで言えばどの話も刹那的な危うさと死の匂いを持っている。血に染まったシーンが多いのと、いつか破綻する未来にゆっくり向かって行く予感と不安がずっと貼り付いているからだ。
原題は「犬のような愛」。まさにその原題の通り禁忌的な愛の末路と因果応報がテーマの映画だ。メタファー的に犬が使われているのが効果的。

微妙に絡み合う構成はさすがに見応えがあるし、何より三話目がいいのだが一話一話が無茶苦茶濃いのでそこまで行くのに結構長さを感じてしまったことも確かw。インパクトといいアクの強さといい一度観ると忘れられないタイプの作品かもしれない、この監督の作品では個人的に一押し。

キャストのガエル・ガルシア・ベルナルはこういうどこか狂気を孕んだ役にも奇妙にはまる役者だ。「モーターサイクル・ダイアリーズ」で演じたゲバラ役や「天国の口、終わりの楽園。」等とは随分違う表情を見せてくれる。作品ごとにその熱さの度合いが微妙に変わるが、「生」の生々しさを感じさせてくれるいい役者だと思う。

2000年カンヌ国際映画祭批評家週間グランプリ、東京国際映画祭グランプリ、監督賞受賞作品。


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