-何の参考にもならない映画評-
The Door into Summer
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「列車に乗った男」
2005年 08月 26日 (金) 01:46 | 編集
 列車に乗った男

「列車に乗った男」 ★★★

L' HOMME DU TRAIN(2004年仏・独・英・スイス)
監督:パトリス・ルコント
キャスト:ジョニー・アリディ、ジャン・ロシュフォール
   ⇒ 列車に乗った男@映画生活
   ⇒ IMDbのTrailerを観る(WMP)

 人生の終幕に別の人生に思い焦がれる二人の男。人は皆走り続ける列車に乗って旅をしているようなものなのだ。
年代によってはずしりと堪えそうな重さのある映画。

 哀愁あるハードボイルドテイストで全く生き方の違う二人の男の人生の接点を描いていくドラマ。
放浪の銀行強盗と静かに暮らす老教師というコントラストも面白いし、青くくすんだ冷たい画面と渋い音楽がすごくいい。(渋過ぎてマフィアの抗争でも始まるのかと思った俺はバカです、えぇw

 互いの人生に叶わなかったもう一つの自分の人生の理想を重ね合わせて行く、という何とも言いようのない切なさのある展開に、実にドラマティックなエンディングが待っている。終盤までの半ば枯れたような淡々とした流れが一変する「髪結いの亭主」を思わせる劇的な結末は、それだけでもこの映画を観る価値が十分にあると感じさせられる忘れられないシーンだ。
 望んでも他人の人生は歩けない、二人の未来は触れ合うようで決して交わる事はないのだ。だが、まるで人生の縮図のようなラストシーンに我々はただ息を飲む。死を前にして思うのは夢見た相手の人生を生きる自分の姿だ。一人は列車に乗り、一人はピアノを弾く。満ち足りた幻想の中で人生を終える、それもまた人生だ。
 根こそぎ感情を持っていかれてしまうようなルコントらしい幕引き、いつもながら本当に上手い。
 
 とても余韻のある深い映画なので、もう少し年取ってからまた観たいと多分思うだろう、そんな作品。
 余談だが、二人がやたら互いの理想的なものを持ち合わせているので、正直どちらかの男の夢オチ的ラストが待っているのかと想像していたw。
 とにかく展開は静かだしブルー基調の沈鬱な画面が延々続くわけで、こういう映画が苦手な人には絶対お薦めできない。自分も途中寝そうになったし(カミングアウトw、渋くて深い、エンタメとは無縁のしかもエロなしルコント作品に興味がある人は是非どうぞ。


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■サウンドトラック
Man on the Train (L'homme du Train) (Original Motion Picture Soundtrack) Man on the Train (L'homme du Train) (Original Motion Picture Soundtrack)

■パトリス・ルコント監督作品お薦めDVD
髪結いの亭主仕立て屋の恋橋の上の娘
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